IBMがマネージドIstio、マネージドKnativeの提供開始を発表MongoDBも正式提供へ

IBMは2019年2月12日(米国時間)、IBMのマネージドKubernetesサービス「IBM Cloud Kubernetes Service」上でのサービスメッシュ技術Istioのβ提供開始、およびサーバレス構成技術Knativeの試験的提供開始を発表した。関連して、「IBM Cloud Database for MongoDB」のプライベートプレビュー提供も開始したという。

» 2019年02月14日 05時59分 公開
[三木泉@IT]

 IBMは2019年2月12日(米国時間)、IBMのマネージドKubernetesサービス「IBM Cloud Kubernetes Service」上でのサービスメッシュ技術Istioのβ提供開始、およびサーバレス構成技術Knativeの試験的提供開始を発表した。関連して、「IBM Cloud Database for MongoDB」のプライベートプレビュー提供も開始したという。

 IBMはクラウドネイティブなアプリケーション開発・運用で、コンテナ(Kubernetes)、PaaS(Cloud Foundry)、サーバレス(OpenWhisk)の3本柱を推進してきた。これら全てがKubernetes上で動作し、基盤的な技術要素を共用する形で機能する世界を目指している。

 Istioは、これら3つに共通のネットワーク的サービス制御技術として位置付けられ、Knativeの技術群は、サーバレスのベースとして、さらにCloud Foundryにも一部適用されるものとして示されている。

IBMが2018年12月のKubeCon+CloudNativeCon North America 2018で示した図

 今回IBMは、まずIstioについて、IBM Cloud Kubernetes Service上でのβ提供を開始したと発表した。これは「マネージドアドオン」、つまりKubernetesクラスタ上にユーザーがワンステップで導入でき、その後のアップデートはサービス側で管理される。IBM Cloud Kubernetes Serviceの監視/ログサービスと統合されているという。

 Knativeについてもマネージドアドオンとして提供される。KnativeはIstioを利用するが、一クリックあるいは一コマンドラインで双方をインストールできるという。

 Knativeプロジェクトは開発の初期段階にあるため、IBM Cloud Kubernetes Service上のKnativeについても現時点では試験的なものとして提供すると、IBMのブログポストでは説明している。

 また、IBMは「最近MongoDBとの合意に達し、IBM Cloudの顧客に対してMongoDB-as-a-serviceを提供できることになった」ことを明らかにした。このサービスは、現時点ではプライベートプレビューの段階。2019年第1四半期中には一般提供(GA)の予定という。

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