自ら管理するWebサイトに仮想通貨採掘用のJavaScript「Coinhive(コインハイブ)」を設置して逮捕されたいわゆる「コインハイブ事件」。2019年1月15日には第二回公判 、続いて1月17日には第三回公判が開かれました。
第二回公判にはセキュリティクラスタでおなじみの高木浩光氏に対して証人尋問が行われたことから、たくさんの人が傍聴に訪れ、内容に関してツイートしていました。
CoinhiveがCPUに負荷をかけることや、ウイルススキャンによってウイルスだと判断されたことから、検察が起訴に至ったようです。これに対しては証人尋問で高木氏も反論しており、それだけで逮捕はおかしいのではないかと、TLでも多数の人が指摘していました。
公判の感想ツイートではさまざまな意見が流れました。Webサイトに埋め込まれている各種のJavaScriptも違法になるのではないかという意見の他、動画広告も逮捕してほしいという意見、仮想通貨でもうけた人に嫉妬があったのではないかという意見、逆に閲覧者の同意がないので逮捕は正しいという意見もありました。また、ウイルス対策ソフトを販売する企業を安易に信用するのはどうなのかという、検察に対する意見もありました。
判決が出るまでにはしばらく時間がかかります。判決がどうなるのか、今後許可なくWebサイトにJavaScriptを埋め込むことが違法となってしまうのかが、気になります。
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