世界のストレージ導入規模が2023年には11.7ゼタバイトに、IDC2018年の新規導入は700エクサバイト超

IDCによると、2023年における世界のストレージの導入規模(容量ベース)は11.7ZB(ゼタバイト)に達する見通しだ。

» 2019年02月18日 11時00分 公開
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 IDCは2019年2月14日(米国時間)、2018〜2023年における世界のストレージの導入規模(容量ベース)の予測を発表した。2023年の導入規模は11.7ZB(ゼタバイト)に達する見通しだ。

 この導入規模は、6種類のストレージメディアの予想導入規模を合計したもの。これは累計値であり、直近の数年間の新規導入規模(容量)の合計から、毎年の故障分、稼働停止分、廃棄分の容量を差し引いて算出した。

 IDCはストレージの導入規模と使用状況について、次のような主に3つの現状分析と予測も明らかにした。

  • 毎年、生成またはレプリケートされるデータのうち、常に1〜2%しか保存または蓄積されない 他のデータは、瞬時に分析されるか、または送信されて利用されるため、再びアクセスするために保存されることはない。それでも、2018年に世界で新規導入されたストレージの総容量は700EB(エクサバイト)を超え、金額では880億ドル以上に達した
  • 企業が管理するストレージの容量は、消費者が管理するストレージの容量を上回る 消費者がデータ管理を企業、とりわけクラウドサービスに依存するようになっていることが主な理由だ。IDCは2023年には、企業がストレージの導入規模(容量)の4分の3以上について、データを管理することになると予想している
  • ストレージの導入規模は世界の全地域で拡大する ただし、クラウドデータセンターが既に設置されているか、展開されていく地域では、そのペースが特に速い。ストレージの導入規模はアジア太平洋地域が最大であり、2023年には全体の39.5%に達する見通しだ

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