エンジニアは小説がお好き。読むのも、書くのも、主人公になるのも。
@ITが運営するコラム(ブログ)コーナー「エンジニアライフ」では、現役エンジニアたちが日々、思うこと、考えたことをポストしています。
本稿は、エンジニアライフにポストされたコラム(ブログ)や小説の中から印象的なものを、(編)の独断と偏見でピックアップして振り返ります。2019年4月は、エンジニア小説家たちが大活躍しました。
1人目のエンジニア小説家は、データベースエンジニアの「湯二」さん。
「データベースエンジニアの日常」で連載中の「スーパー総務・桜子(全19話)」が、最終回を迎えました。
「モツレバ煮込みと、オムライス、牛皿、コーンコロッケ、ヒジキチャーハン、おでん、しょうゆラーメン、あとビール」など、各回のタイトルが楽しかった本作。データベースエンジニア有馬雄一くんと、元スーパーエンジニアの安田桜子さんを中心に繰り広げられたストーリーは、回を追うごとに応援読者が増え、コメント欄で誤字脱字をチェックしてくれるようにまでなりました。最終回では桜子さんの超人っぷりが爆裂! 爽快なハッピーエンドとなりました。
4月上旬に連載が終了し読者たちは桜子ロスに陥っていたのですが、何とその10日後に早くも、新シリーズ「小説 演・ジニア」がスタート。
データベースエンジニアが学習塾の会員データを盗む……というショッキングなシーンから話は始まります。その裏には、スパイ組織やらラーメン屋やら何やら、とにかくいろいろなものが絡んでいるようで、今後の展開が楽しみです。
2人目のエンジニア小説家は、Pythonラヴァーの「ちゃとらん」さん。
「SEの格言・迷言・ことわざ集」「Pythonの解説」など、さまざまジャンルのコンテンツを書いてきたちゃとらんさんが、満を持して書いた処女小説が「小説:CIA京都支店(全4話)」です。
CIA(米国バージニア州マクレーンに本社のあるCommunication Intelligence Applications=通信情報アプリケーションズ株式会社、略してCIA)兼、CIA(中央情報局)で働くP子ちゃんとJ君が、スパイ活動をしつつスパイ先の生産管理システムの不具合も解決してしまう、というお話です。
「小説はこれからも書いていきたい」(ちゃとらんさん)とのことなので、P子ちゃんのこれからの活躍が楽しみです。
「エンジニアライフ」には、他にもエンジニア小説がたくさんあります。
セキュリティエンジニア 高村ミスズ先生が活躍する「高村ミスズの事件簿」や、プログラマーがコーディング技術を駆使してゾンビと闘う「ハローサマー、グッドバイ」など、「リーベルG」さんの「Press Enter」。
過去には、気合、根性、感の3Kが自慢のプレイングマネジャーが主役の「残業課長 和久原アトム」、そのスピンオフ小説を別のエンジニア小説家が書き継いだ「久実チヨの華麗なる遍歴」、若手女子エンジニアが自分探しをする「アットマーク・マキアート物語」、そして現在@ITで連載「仕事がつまんないままでいいの?」を執筆中の「竹内義晴」さんによる「わたしのみらい」などもありました。
「エンジニアライフ」は、現役エンジニアが書いた小説やコラムを日々掲載中です。10連休にお出かけの予定がない方は、エンジニア小説の一気読みなどされてはいかが?
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