ベリタスが発表したデータ管理と収益に関する調査結果によると、企業の従業員はデータを探すために1日当たり平均2時間を浪費しており、従業員の効率が約16%低下している。データ管理プロセスが効率的でなかったために、ほとんどの企業が貴重なビジネス上の機会を逃してきたという。
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ベリタステクノロジーズは2019年5月13日、日本を含む世界15カ国で実施したデータ管理と収益に関する調査結果「Value of Data(データの価値)」を発表した。
同調査ではまず、データ管理が従業員の生産性とビジネスの収益性に及ぼす影響について言及。企業の従業員はデータを探すのに1日当たり平均2時間を浪費しており、その結果、従業員の効率は平均約16%低下しているという。
これに対して日常的にデータ管理の効率化に投資している企業の約70%(日本では約65%)がコストを削減し、約69%(同約54%)が従業員の生産性を向上させているとしている。
この点に関してVeritas Technologiesの製品・ソリューション担当バイスプレジデントを務めるJyothi Swaroop氏は次のように述べている。
「データが飛躍的に増加する昨今、データを効率的に利用する企業には大きなチャンスが生まれる。しかし、ほとんどの企業は、価値のあるデータを、統一性のないITエコシステムから探し出すために貴重なリソースを浪費している。最も重要なデジタル資産であるデータ管理に投資する企業が、従業員の効率と生産性を向上でき、その結果として価値ある競争上の優位性を獲得できる」
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