IoTを活用した屋外施設の常時監視サービス、日本ユニシスが提供開始外部電源は不要

日本ユニシスは、クラウドとIoT技術を利用した屋外設備や環境の遠隔監視サービス「MUDENモニタリングサービス」を提供開始した。太陽電池パネルを備え、これで発電した電力のみで稼働するため、電源を気にせずどこにでも設置できる。

» 2019年06月05日 08時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 日本ユニシスは2019年6月4日、「MUDENモニタリングサービス」の提供を開始すると発表した。同サービスは「Microsoft Azure」のIoT(モノのインターネット)ビジネスプラットフォームを活用した設備や環境の遠隔監視サービス。小型の太陽電池パネルを備えたゲートウェイ機器「MUDEN G/W」と、長距離通信が可能なLPWA(Low Power Wide Area)通信を利用して、屋外の施設や設備を常時監視する。

画像 MUDENモニタリングサービスによる監視の概要(出典:日本ユニシス

 MUDENモニタリングサービスでは、各種センサーによって収集したデータをMUDEN G/Wが携帯電話通信網(3GまたはLTE)を利用してクラウドに送信し、蓄積する。MUDEN G/Wは、太陽電池パネルで発電した電力のみで稼働するため、電源を気にせずどこにでも設置できる。

 例えば、3軸加速度センサーを用いて鉄塔の脚や道路標識、がけ(斜面や法面)の傾きを監視したり、雨量センサーを利用して鉄道路線の雨量を計測したり、水位センサーによって河川の水位を監視したりできる。

画像 3軸加速度センサーとの組み合わせ例(出典:日本ユニシス

手間のかかる点検、監視のデジタル化に効果

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。