Microsoftは、ターミナルアプリケーションの最新プレビュー版「Windows Terminal Preview v0.8」を公開した。オープンオースソフトウェアとして利用できる。今回は検索機能を追加し、設定やUIにも改良を施した。
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Microsoftは2020年1月14日(米国時間)、オープンソースのターミナルアプリケーション「Windows Terminal Preview v0.8」を公開した。最新プレビュー版という位置付けだ。Microsoft StoreかGitHubのリリースページからダウンロードできる(自動更新も利用できる)。
今後、Windows Terminalのリリース候補版(RC版)を2020年3月に、正式版(v1.0)を同4月に公開する予定だ。
Windows Terminal Preview v0.8の主な新機能は次の通り。
検索ドロップダウンを使って、ペインごとに検索する機能を追加した。検索ドロップダウンでは、バッファーに対して上検索と下検索を実行でき、大文字と小文字を区別した検索も可能だ。
検索ドロップダウンを呼び出すデフォルトのキーバインドは、[Ctrl]+[Shift]+[F]キーだ。設定内容は{"command": "find", "keys": ["ctrl+shift+f"]}。なお、profiles.jsonで自由にキーバインドをカスタマイズできる。
CRTディスプレイの走査線や高輝度の文字表示を模したレトロ効果が実験的に利用できるようになった。プロファイルの任意の場所に次のコードスニペットを追加すれば、有効化できる。
"experimental.retroTerminalEffect": true
キーバインドで新しいペインやタブを開くときに、使用するプロファイルを指定できるようになった。プロファイルの指定では次の3つを選択できる。プロファイルを指定しないと、デフォルトプロファイルを使用する。
さらに、プロファイルの特定の側面をオーバーライドすることも可能になった。例えば、プロファイルのコマンドラインの実行可能ファイルを"commandline": "path/to/my.exe"で、開始ディレクトリを"startingDirectory": "my/path"で、タブタイトルを"tabTitle": "new-title"でオーバーライドできる。
例えばデフォルトのプロファイルを新しい垂直ペインで開くには、{"keys": ["ctrl+a"], "command": {"action": "splitPane", "split": "vertical"}}とする。
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