IEモードを利用するには、大きく以下の手順を行う必要がある。
このうち1.と3.の作業については、レジストリの編集とグループポリシーによる設定という2種類の方法から選択できる。Microsoftはグループポリシーを推奨しているものの、Windows OSのProエディション以上が対象であり、Homeエディションには適用できない。一方、レジストリは編集に失敗すると、最悪の場合、Windows OSが起動できなくなるため、その取り扱いには細心の注意が必要だ。
そのため、以下では両方の方法を併記している。Windows 10 Homeが対象の場合は、レジストリ編集の方を参照していただきたい。
まずChromium版EdgeのIEモードを有効にする。これには前述のように、レジストリ編集とグループポリシーによる設定の2種類から選択できる。どちらか一方を実施すればよい。
●レジストリを編集してIEモードを有効化する
レジストリエディターを使って、以下のレジストリ値を作成することでIEモードが有効になる。以下のキーが存在しない場合は、キーから作成すること。
項目 | 内容 |
---|---|
キー | HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge |
値の名前 | InternetExplorerIntegrationLevel |
型 | REG_DWORD |
値の内容 | 1 |
IEモードを有効にするレジストリキー |
後述のグループポリシーの設定をすると、上表の通りにレジストリの変更が行われる。つまり上記のレジストリ修正は、グループポリシーによる設定を、レジストリエディターを介して手動で実施していることになる。そのため、Chromium版Edgeから見ると、どちらの方法で設定しても、(グループポリシーのような)ポリシーによる設定と見なされる。
一回有効にしたIEモードを無効とするには、上記レジストリの値を削除する。
●グループポリシーでIEモードを有効化する
グループポリシーエディターを使う場合、事前にChromium版Edgeの管理テンプレートを以下のURLからダウンロードしてインストールする必要がある。
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