サイバーセキュリティ動向に関するMicrosoftの年次レポート「Digital Defense Report」は、攻撃者がこの1年間に手口を急速に巧妙化させているために、攻撃の検知が困難になったこと、セキュリティに詳しい人をも脅かしていることを明らかにした。最も基本的な対策の一つが多要素認証(MFA)だという。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
Microsoftは2020年9月29日(米国時間)、サイバーセキュリティ動向に関する年次レポートの最新版「Microsoft Digital Defense Report」を公開した。
攻撃者がこの1年間に手口を急速に巧妙化させていることがレポートで強調されている。そのため攻撃の検知が困難になり、セキュリティに詳しい人も脅かされていることを明らかにしている。
攻撃者は明らかに特定の手口を好んで用いている。ITシステムにアクセスするための資格情報の収集やランサムウェアの使用が活発化している傾向が顕著である他、IoTデバイスを標的にするケースも増えているという。
Microsoftは、これらの動向を示す最も重要な統計数字の例として、次の内容を挙げている。
Microsoftはこの1年の攻撃の巧妙化に伴い、次のような取り組みがこれまで以上に重要になったと指摘している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.