固定電話の接続方式移行を支援するOSSベースの仮想ネットワーク管理機能をKDDIとNECが開発「開発した成果はOpenStackコミュニティーに還元」

KDDIとNECは、「OpenStack Tacker」を利用した仮想ネットワーク管理機能を開発した。IPによる国内事業者間の固定通話接続に向ける。さまざまな仮想ネットワーク機能の管理や制御、構成変更を自動で実施できる。

» 2020年10月27日 08時00分 公開
[@IT]

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 KDDIとNECは2020年10月26日、オープンソースソフトウェア(OSS)の「OpenStack Tacker」を利用した仮想ネットワーク管理機能(VNFM)を同年10月20日に開発したと発表した。固定通話の接続方式変更を支援する目的。

開発した成果はOpenStackコミュニティーに還元

 固定通話の国内事業者間接続で使っている従来の回線方式は、開発者の確保や専用設備の継続的な開発が難しいという課題を抱えていた。そのため、交換機の維持限界と想定される2025年までに接続方式をIPベースに移行する予定だ。今回、KDDIとNECが開発したVNFMは、IP相互接続化に伴って必要となる、さまざまな仮想ネットワーク機能(VNF)の管理や制御、構成変更を自動で実施するもの。

画像 OpenStack Tackerを基にしたVNFMの特徴(出典:KDDI

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