次にVS CodeのUIパーツへのアクセスするためのショートカットキーを紹介します。UIパーツにアクセスするには何となく、マウスなどのデバイスを触ってしまうのですが(筆者もそうです)、実はキーボードからアクセスできるのです。このことを知っていれば、今すぐは無理でも将来的にはキーボードだけで、さまざまな作業をできるようになるかもしれません。本連載で既に紹介したものも含めて、ここでまとめておきましょう。
| 動作 | ショートカットキー |
|---|---|
| コマンドパレットの表示 | 全OS:[F1] |
| コマンドパレットにオープンしているファイルを一覧 | Windows/Linux: [Ctrl]+[P] macOS: [Command]+[P] |
| コマンドパレットにシンボルを一覧 | Windows/Linux: [Ctrl]+[Shift]+[O] macOS: [Command]+[Shift]+[O] |
| コマンドパレットから指定行に移動 | [Ctrl]+[G] |
| [検索]バーの表示 | Windows/Linux: [Ctrl]+[F] macOS: [Command]+[F] |
| サイドバーの表示/非表示の切り替え | Windows/Linux: [Ctrl]+[B] macOS: [Command]+[B] |
| サイドバーに[エクスプローラー]ビューを表示 | Windows/Linux: [Ctrl]+[Shift]+[E] macOS: [Shift]+[Command]+[E] |
| サイドバーに[検索]ビューを表示 | Windows/Linux: [Ctrl]+[Shift]+[F] macOS: [Shift]+[Command]+[F] |
| サイドバーに[ソース管理]ビューを表示 | 全OS:[Ctrl]+[Shift]+[G] |
| サイドバーに[実行とデバッグ]ビューを表示 | Windows/Linux: [Ctrl]+[Shift]+[D] macOS: [Shift]+[Command]+[D] |
| サイドバーに[拡張機能]ビューを表示 | Windows/Linux: [Ctrl]+[Shift]+[X] macOS: [Shift]+[Command]+[X] |
| パネルの表示/非表示の切り替え | Windows/Linux: [Ctrl]+[J] macOS: [Command]+[J] |
| エディタ(タブ)の切り替え | Windows/Linux: [Ctrl]+[PageUp]/[Ctrl]+[PageDown] macOS: [Option]+[Command]+[←]/[Option]+[Command]+[→] |
| n番目のエディタグループにフォーカスを移動 | Windows/Linux: [Ctrl]+[n] macOS: [Command]+[n] [n]は[1]〜[8]のキー |
| パネルに[出力]タブを表示 | Windows: [Ctrl]+[Shift]+[U] Linux: [Ctrl]+[K]→[Ctrl]+[H] macOS: [Shift]+[Command]+[U] |
| パネルに[ターミナル]タブを表示 | Windows: [Ctrl]+[@] Linux: [Ctrl]+[Shift]+[@] macOS: [Ctrl]+[`] |
| パネルに[デバッグコンソール]タブを表示 | Windows/Linux: [Ctrl]+[Shift]+[Y] macOS: [Shift]+[Command]+[Y] |
| パネルに[問題]タブを表示 | Windows/Linux: [Ctrl]+[Shift]+[M] macOS: [Shift]+[Command]+[M] |
| 次のUIパーツにフォーカスを移動 | 全OS:[F6] |
| [Tab]キーによるUIパーツ間のフォーカス移動の有効化/無効化 | Windows/Linux: [Ctrl]+[M] macOS: [Ctrl]+[Shift]+[M] |
| VS CodeのUIに関連するショートカットキー(一部) | |
コマンドパレットについては前回の記事を参考にしてください。サイドバーの[エクスプローラー]ビューについては「VS Codeでのファイルの作成と編集の第一歩:アクティビティーバーと[エクスプローラー]ビューを使ってみよう」で紹介しました(他のビューについては後続の回で紹介する予定です)。
これを覚えておくと便利というのは、サイドバーの表示/非表示を切り替える[Ctrl]+[B]キー([Command]+[B]キー)と、パネルの表示/非表示を切り替える[Ctrl]+[J]キー([Command]+[J]キー)でしょうか。コードを書いていて、エディタを表示する領域をもっと広くしたいというときには、これらが便利に使えます。
編集するファイルを切り替えるには、まずコマンドパレットでファイルを選択する方法があります(Windows/Linuxでは[Ctrl]+[P]キー、macOSでは[Command]+[P]キー)。
マウスなどを使えば、既に開いているエディタ(のタブ)をクリックするだけでもよいでしょう。これをキーボードで行うには、上の表に示した「エディタ(タブ)の切り替え」のショートカットキーを使えます。Windows/Linuxでは[Ctrl]キーと一緒に[PageUp]キーもしくは[PageDown]キーを押せば、macOSでは[Command]キーと[Option]キーと一緒に[←]キーもしくは[→]キーを押せば、開いているエディタの中で(エディタグループを横断的に)フォーカスを前後のエディタに移動できます。
あるいは[Ctrl]キーまたは[Command]キーと数字キー([1]〜[8]キー)の組み合わせで、1〜8番目のエディタグループにフォーカスを移動することも可能です(ちなみに[9]キーを一緒に押すと、エディタグループで最後のエディタにフォーカスが移動します)。このときにはそのグループで直近にアクティブだったエディタがフォーカスを得ることになるでしょう。
パネルでの作業とエディタでの編集作業が頻繁に切り替わるようであれば、このショートカットキーと、上に示したパネルへ[問題][出力][ターミナル][デバッグコンソール]の各タブを表示するショートカットキーとの組み合わせが便利に使えるかもしれません。特にターミナルをパネルに表示するショートカットは覚えておくことをお勧めします。
表には示しませんでしたが、エディタグループ内でのエディタを切り替えるショートカットもあります。Windows/Linuxでは[Ctrl]+[K]キーの後に、[Ctrl]+[PageUp]キーか[Ctrl]+[PageDown]キーを押します。macOSなら[Command]+[K]キーに続けて、[Option]+[Command]+[←]キーか[Option]+[Command]+[→]キーを押します。
表の最後に示した「次のUIパーツにフォーカスを移動」というのは、[F6]キーを押すたびに、アクティビティーバー→サイドバー→エディタ領域→パネル→ステータスバーの順にそれらでアクティブになっているUIパーツにフォーカスが移動するということです([Shift]+[F6]キーで逆順にフォーカスが移動します)。
例えば、エディタで作業中に[F6]キーを押せば、(パネルが表示されていれば)パネルで現在アクティブなタブにフォーカスが移動し、次に[F6]キーを押すとステータスバーにフォーカスが移動するといった具合です。
このときには、カーソルキーでフォーカスを移動させて、[Enter]キーで何らかの処理を実行することも可能です。例えば、ステータスバーにフォーカスを移動させた後、カーソルキーでそこに表示されているPythonのバージョンにフォーカスを合わせて[Enter]キーを押すと、使用するPythonのバージョンを選択できます。アクティビティーバーにフォーカスを移動したのであれば、カーソルキーでアイコンを選んで[Enter]キーを押すと、サイドバーに対応するビューが表示されます(あるいは非表示になります)。
あまり使うことはないかもしれませんが、どうしても全てをキーボードで扱いたいという人は覚えておくとよいかもしれません。また、これと似たショートカットとして「[Tab]キーによるUIパーツ間のフォーカス移動の有効化/無効化」があります。Windows/Linuxでは[Ctrl]+[M]キーを、macOSでは[Ctrl]+[Shift]+[M]キーを押すと、ステータスバーに以下のように[タブによるフォーカスの移動]と表示されます。
この状態では、[Tab]キーを押すたびに、先ほどの[F6]キーによるフォーカス移動よりも小さな粒度でUIパーツ間のフォーカス移動が行われます(例えば、[F6]キーでパネルにフォーカスが移動しても、その中のどのタブをアクティブにするかまでは制御できませんでしたが、こちらの方法だと[Tab]キーを押して[問題]タブにフォーカスを移動した後に、カーソルキーを使って別のタブにフォーカスを移動するといったことも可能です)。
[Tab]キーによるフォーカスの移動が有効な間は、エディタで[Tab]キーを入力しても、次のUIパーツにフォーカスが移動してしまうことには注意してください。インデントを付けようとして[Tab]キーを押しても無駄なので、コード記述に注力したくなったときには、もう一度同じショートカットキーでこの機能を無効化してください。
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