プラスアルファ・コンサルティングは、「ミドル以上の世代の働きがいとモチベーション実態調査」を実施した。難易度や専門性が高い仕事に就いている人はやりがいを感じ、単純作業に就いている人は仕事へのモチベーションを失っていることが分かった。
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【訂正:2021年6月17日11時44分 タイトルと本文の一部を修正いたしました。当初「ミドル以降の世代」としていましたが「ミドルより若い世代」とも読めてしまうため、「ミドル以上の世代」に表現を見直しました】
プラスアルファ・コンサルティングは2021年6月16日、「ミドル以上の世代の働きがいとモチベーション実態調査」の結果を発表した。就業者の中で多くの割合を占めている40歳代(ミドル)以上の世代の、働きがいやモチベーションに関する考え方を探った。
今回の調査対象は40歳代以上の正社員で、1052人から有効回答を得た。役職別の構成は、経営層・役員クラスが1.0%、部長クラスが9.7%、課長クラスが19.8%、係長・主任クラスが20.1%、一般社員クラスが47.9%。企業規模別では、従業員数5〜99人が33.4%、100〜299人が15.4%、300〜999人が15.2%、1000人以上が36.0%だった。
今の仕事に働きがいを感じているかどうかを聞くと、「とてもそう思う」と答えた人の割合は10.0%、「どちらかといえばそう思う」は33.6%。理由としては、自分の裁量で仕事ができることや、仕事にやりがいがあること、社会貢献している実感があることなどが挙がった。
これに対して「全くそう思わない」は11.8%、「どちらかといえばそう思わない」は15.6%。働きがいを感じていない理由には、「給与が低い」「自分が希望した部署で働けない」「仕事にやりがいがない」などが挙がった。
プラスアルファ・コンサルティングは調査結果をテキストマイニングし、働きがいの理由を分析した。するとミドル層が仕事にやりがいを感じるには「仕事の難易度」「チームや会社への貢献」「顧客や社会への貢献」が大きく影響していることが分かった。同社は「仕事のやりがいを保つ上では、仕事の専門性に加え、社会や社内への貢献が感じられることが重要だ」としている。
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