コンテナ環境の管理を効率化 VMwareが「VMware Tanzu Application Platform 1.0」を提供開始コンテナイメージも自動で作成

VMwareは、「VMware Tanzu Application Platform 1.0」の提供を開始した。Kubernetesを利用したコンテナ環境で、コンテナアプリケーションの開発や展開を効率化する。主要なKubernetesディストリビューションに対応する。

» 2022年01月14日 08時00分 公開
[@IT]

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 VMwareは2022年1月12日、「VMware Tanzu Application Platform 1.0」の提供を開始した。Kubernetes環境のコンテナアプリケーションの開発やデプロイを効率化する。「VMware Tanzu Kubernetes Grid」に加え、「Amazon Elastic Kubernetes Service」「Microsoft Azure Kubernetes Service」「Google Kubernetes Engine」といった主要なKubernetesディストリビューションに対応する。

画像 一般的なアプリケーションのデプロイ(上)と「VMware Tanzu Application Platform」を使ったデプロイ(下)(提供:VMware

複雑な手順を自動化

 Kubernetesは急速に普及しており、VMwareによると「Kubernetesを本稼働環境で利用している企業の割合は、2020年の59%から2021年には65%に増加した」という。

 だが、従来Kubernetesでアプリケーションを実行させるにはDockerfileの準備や各種設定、他のアプリケーションやインフラとの接続など複雑な手続きが必要だった。VMwareは「複数のアプリケーションが動作する複数のクラウド環境を管理しながら、多くのソフトウェアサプライチェーンも管理する必要があり、DevOpsとセキュリティの実践を統合する問題に直面している企業が多い」と指摘する。

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