グローバルに活躍するエンジニアを紹介する本連載。今回はmedibaのCarlos Planter(カルロス・プランテル)氏にお話を伺う。小さなころから日本のアニメやゲームに親しんでいたプランテル氏が「Web開発者の道」を意識し始めたのは1冊の雑誌がきっかけだった。
世界で活躍するエンジニアにお話を伺う「Go Global!」シリーズ。今回ご登場いただくのはmedibaのCarlos Planter(カルロス・プランテル)氏。学校の授業でプログラミングに魅了された同氏は独学で勉強を進め、やがて「ゲーム開発」と「日本に行く」という2つの目標を立てる。聞き手は、アップルやディズニーなどの外資系企業でマーケティングを担当し、グローバルでのビジネス展開に深い知見を持つ阿部川“Go”久広。
阿部川“Go”久広(以降、阿部川) 出身はどちらですか。
プランテル氏 メキシコの首都メキシコシティーで生まれました。
阿部川 小さいころはどんなお子さんだったのでしょうか。
プランテル氏 運動をするよりも、家の中で本を読んだりゲームをやったりすることが好きでした。ただ、おしゃべりが好きでよく学校で「しゃべり過ぎ」と怒られていました(笑)。
阿部川 お話しされることが好きだったのですね。どんなゲームをしていたか覚えていますか。
プランテル氏 そうですね、日本語で合っているかどうか不安ですが「スーパーマリオ」とか「忍者タートル」とか。「エキサイトバイク」も好きでした。年に1つ新しいものを買ってもらう感じだったので、そんなにたくさんは持っていませんでした。
阿部川 このインタビューでエンジニアにお話を伺うと、スーパーマリオなどの日本のゲームや「NARUTO」「ドラえもん」などのアニメの名前が必ず出てきます。誇りに思います。
プランテル氏 分かります。私も好きです。
阿部川 ちなみに当時は「スーパーマリオは日本で作られたゲームだ」ということは分かっていましたか。
プランテル氏 いいえ。よく分かっていませんでした。アニメはメキシコのテレビで普通に放映されていたので日本のものかどうかを意識したことはありませんでした。初めて意識したのは確か小学5年生ぐらいのときで、「ドラゴンボール」とか「聖闘士星矢」とか「キャプテン翼」とかをめっちゃ見ていて。そこで日本製なんだなと初めて理解した感じです。
阿部川 先入観を持たずに楽しめていたのはむしろ良かったのかもしれませんね。遊び以外で好きだったものは何でしたか。
プランテル氏 週に1回あったプログラミングの授業がめっちゃ好きでした。数学やサイエンス系のものも結構好きでしたね。
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