総務省は厚生労働省と連携して、テレワークに関するICTと労務管理についてワンストップで相談できる窓口をテレワーク相談センターに設置した。現状把握、導入準備、導入後のフォローに関するコンサルティングは3回まで無料で受けられる。
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総務省は2022年6月10日、厚生労働省と連携して、テレワークに関するICTと労務管理についてワンストップで相談できる窓口をテレワーク相談センターに設置すると発表した。テレワークの導入時や実施時の課題に、テレワークの知見を有する専門家が対応する。
窓口ではテレワークに関する相談に電話やメール、面談で対応する。総務省は「テレワークの効果や導入プロセス、人事評価など労務上の注意点、セキュリティ上の注意点、必要な機器やネットワーク、対象業務や対象者の選定などの悩みを解決する」としている。相談は無料で行える。
テレワーク導入のコンサルティングも利用できる。3回まで費用は無料となっており、1回目は「現状把握」(課題確認と解決策の検討)のコンサルティング、2回目は「導入準備」(導入準備のための措置制度、システム設計)、3回目は「導入後のフォロー」(継続・発展させるための課題と対策を検討)という位置付けだ。
総務省はこれまでもテレワークの導入を検討する企業や団体に対し、無料で助言や情報提供を実施してきた。令和4年度からは厚生労働省と連携し、「テレワークに関するICTと労務管理についてワンストップで相談できる窓口を設置することで、テレワークを導入しようとする企業などに対して総合的な支援を行う」としている。
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