レバテックは、ITエンジニアのテレワーク事情に関する調査結果を発表した。エンジニアを採用している企業のうちテレワークを導入している割合は9割を超えていることが分かった。
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レバテックは2022年3月10日、ITエンジニアのリモートワーク(テレワーク)事情に関する調査結果を発表した。それによると、ITエンジニアを採用している企業のうちテレワークを導入している割合は9割を超え、週5日以上テレワークをしている「フルリモート」の割合は40.3%だった。
この調査は、エンジニアとエンジニアを中途採用している企業の採用担当者を対象に実施し、それぞれ、300人と296人から有効回答を得た。
業態別で見ると、コンサルティング企業が最も高く、70.0%。次いでSIer(46.6%)、自社開発企業(45.6%)が続いた。これに対してテレワークを実施していないITエンジニアが多い業態は、受託開発(31.7%)、SES・派遣(31.3%)、自社開発企業(29.8%)だった。
一方、ITエンジニアを採用している企業のうち「テレワークを導入していない」と回答した企業の割合はわずか6.4%だった。
テレワークを導入する理由で最も多かったのは「感染予防のため」で90.6%(複数回答、以下同)。次いで、「通勤時間の短縮ができるから」(29.2%)、「リモートで完結する業務内容だから」(16.6%)が続いた。
テレワークを導入していない理由については「機密情報漏えいなどのセキュリティリスクがあるから」(31.6%、複数回答)、「社員の生産性が低下するから」(26.3%)、「社外顧客対応などに支障が出るため」(26.3%)がトップ3に挙がった。
レバテックは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策としてテレワークは定着しつつあり、今後企業には、自社の採用力強化や社員の定着率向上など感染予防以外を目的とした働き方の見直しや環境の整備が求められる」と分析している。
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