オープンソースAPIゲートウェイ「Apache APISIX」の開発チームは、Amazon Web ServicesとMicrosoft Azure、Google Cloud Platformの処理性能と価格性能比を調べた。狙ったのはArmベースサーバの優劣を見極めることであり、APISIXを使って比較テストを実行した。
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クラウドネイティブなオープンソースAPIゲートウェイ「Apache APISIX」の開発チームは2022年8月12日(米国時間)、ネットワークI/O集約型シナリオにおける「Amazon Web Services」(AWS)、「Microsoft Azure」(Azure)、「Google Cloud Platform」(GCP)の処理性能の比較結果を発表した。狙ったのはArmベースサーバの優劣を見極めることであり、APISIXを使って比較テストを実行した。
Armプロセッサはセンサーからスマートフォン、サーバまで、世界最大のコンピューティングエコシステムの基盤となっている。低消費電力や柔軟なライセンス、低コストという特徴から、多くの専門家はArmプロセッサが、クラウドコンピューティングの未来を担うと考えている。
AWSやAzure、GCPといった大手クラウドサービスベンダーは、Armアーキテクチャを採用したサーバを相次いで提供するようになっている。中でもAWSは2018年にいち早く、Armアーキテクチャに基づく初の独自プロセッサ「AWS Graviton」を搭載したサーバを発表している。
第1世代のAWS Gravitonプロセッサは、カスタムチップと64bit Arm Neoverseコアを使用していた。2022年5月にリリースされた第3世代Gravitonプロセッサ「AWS Graviton3」は、より進化したNeoverse V1設計に基づいており、グーグルが定義した深層学習用の浮動小数点精度「bfloat16」をサポートし、高い浮動小数点性能や暗号化性能、機械学習(ML)性能を提供する。
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