リソースプールのアフィニティに関する情報を出力するSQL Server動的管理ビューレファレンス(153)

「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、リソースプールのアフィニティに関する情報を出力する方法について解説します。

» 2022年10月12日 05時00分 公開
[椎名武史@IT]

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SQL Server動的管理ビュー一覧

 本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は動的管理ビュー「sys.dm_resource_governor_resource_pool_affinity」における、リソースプールのアフィニティに関する情報を出力する方法について解説します。対応バージョンは、SQL Server(サポートされている全てのバージョン)です。

概要

 SQL Serverでは、リソースガバナーの機能を用いてワークロードが使用するシステムリソースの消費を管理できます。リソースガバナーでは、アプリケーションからの要求をワークロードグループに割り当てます。ワークロードグループが属するリソースプールに、使用できるCPU時間やメモリ量の割合、I/O要求のスループットを設定することで、アプリケーションからの要求で使用されるリソースを制限します。

 「sys.dm_resource_governor_resource_pool_affinity」では、リソースプールのアフィニティに関する情報を出力します。

出力内容

列名 データ型 説明
pool_id int リソースプールのID
processor_group smallint Windowsの論理プロセッサグループのID
scheduler_mask bigint リソースプールに関連付けられているスケジューラーを表すバイナリマスク

動作例

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