何かあってからでは遅いと思いつつ「何かあってからに動こう」という企業が6割 WithSecureがセキュリティ調査結果を発表「今は問題起きてないんでしょ?」

WithSecureは、サイバーセキュリティへの対応に関する調査の結果を発表した。企業はサイバーセキュリティに対して消極的なアプローチを取っており、6割の企業が「問題が発生した後に腰を上げる」といった受動的な対応を取っていることが分かった。

» 2023年04月05日 08時00分 公開
[@IT]

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 WithSecureは2023年4月4日、世界8カ国(日本、フィンランド、デンマーク、フランス、ドイツ、スウェーデン、英国、米国)で実施したサイバーセキュリティへの対応に関する調査の結果を発表した。それによるとサイバーセキュリティに対して消極的な企業が多く、60%の企業が「問題が発生した後に腰を上げる」といった受動的な対応(事後対応型のアプローチ)をしていることが分かった。

画像 9割の企業が「事後対応型のアプローチでは問題がある」と認識(提供:WithSecure

「そのリスクを軽減することは企業のアウトカムにつながるのか」

 業種別にサイバーセキュリティ上の問題への対応を見ると、製造業で事後対応型のアプローチをしている割合は71%、規制の厳しい金融サービス業でも半数強だった。こうしたアプローチに課題を感じている企業(有事の際にさまざまな問題が生じると回答した企業)の割合は90%にも上った。

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