「sudo」「su」をRustで再実装、その狙いは?Internet Security Research GroupのProssimoプロジェクトが発表

Internet Security Research Group(ISRG)のProssimoプロジェクトは、sudoユーティリティーを「Rust」で再実装する方針を明らかにした。

» 2023年05月16日 10時30分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 Internet Security Research Group(ISRG)のProssimoプロジェクトは2023年4月26日(米国時間)、sudoユーティリティーを「Rust」で再実装する方針を明らかにした。

 ISRGはインターネットのセキュリティ向上を目的として、2013年5月に設立された非営利団体だ。2021年に、ソフトウェアインフラのメモリ安全性向上に向けて取り組むProssimoプロジェクトを立ち上げている。

 「私たちの目標は2つある。1つは、インターネットを支えるソフトウェアインフラをメモリ安全のコードに書き換えること。もう1つは、メモリ安全性に関する人々の考え方を変えることだ。『C』や『C++』のようなメモリ安全ではない言語で書かれたソフトウェアを展開するのは危険だという証拠があるにもかかわらず、問題ないと認識されている。人々がそのリスクを十分に認識し、メモリ安全性をソフトウェアの要件と見なすようにしたい」(Prossimoプロジェクトのページより)

なぜsudoとsuをRustで再実装するのか

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。