ガートナージャパンは、世界のCEOを対象に実施した調査の結果を発表した。同社は「米国や中国、ロシアなどの超大国に囲まれた日本の企業は、今後これらの国の企業とどのように付き合っていくべきか、決断を迫られている」と注意を喚起している。
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ガートナージャパンは2023年5月18日、世界のCEOを対象に実施した調査の結果を発表した。それによると、CEOの約半数が戦略的なビジネスの最優先課題に「成長」を挙げ、「2023年の景気低迷の程度は浅く、短期的だ」と考えているCEOが過半数を占めていた。
調査結果によると「今後3年間で自社の業界に最も大きな影響を及ぼす技術」として「AI」(人工知能)を挙げたCEOの割合は21%だった。GartnerのMark Raskino氏(ディスティングイッシュト バイスプレジデント、アナリスト)は、「ジェネレーティブAI(生成系AI)は、ビジネスとオペレーティングモデルに絶大な影響を及ぼす。このチャンスを逃すことへの恐怖がテクノロジー市場の強力な原動力になっている。AIは、まだ投資していないCEOが『重要な何かを見逃しているのでは』と懸念するような転換点を迎えている」と述べている。
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