SlashDataはContinuous Delivery Foundationの依頼の下、継続的デリバリー開発者エコシステムの現状と過去1年間の進化をまとめたレポートを発表した。
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調査会社のSlashDataは、Continuous Delivery Foundation(以下、CDF)の依頼を受けてCD(継続的デプロイ)について調査し、2023年5月にレポートを発表した。CDFは、Linux Foundationのアプリケーションやソフトウェアを迅速かつ安定的に提供することを目指す組織だ。
レポートの主要なトピックは次の5点である。
2023年第1四半期、DevOps関連の活動に参加している開発者は84%に上った。これは2022年第1四半期と比較すると7%の増加である。
ほぼ半数(49%)の開発者がCI(継続的インテグレーション)またはCDを実践しており、これは2022年第1四半期の47%から2%増加しているが、コードのビルド、テスト、展開を全て自動化するためにCIとCDのアプローチを実践する開発者は22%にとどまる。
一方、セキュリティ対策のためのアプリケーションのテストは、ソフトウェアやインフラのパフォーマンスのモニタリング(40%)に続いて2番目に多くの開発者が関わるDevOps関連の実践で、開発者の37%が積極的に参加している。
「開発者のソフトウェアデリバリーパフォーマンスはどのように変化したか、優れたソフトウェア配信パフォーマンスに最も貢献している要因は何か」についての調査では、CDの取り組みの効果を測定するために、変更のリードタイム、展開頻度、サービスの復元時間という3つの指標を用意した。
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