Oracleの高性能JDKディストリビューション、「Oracle GraalVM」が無料で利用可能に全ての機能を開発、本番環境利用できる

Oracleは、新しい「Oracle GraalVM」ディストリビューションを新しい「GraalVM Free Terms and Conditions」(GFTC)ライセンスで公開した。

» 2023年06月20日 08時00分 公開
[@IT]

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 Oracleは2023年6月13日(米国時間)、新しい「Oracle GraalVM」ディストリビューションを新しい「GraalVM Free Terms and Conditions」(GFTC)ライセンスで公開したと発表した。JDK(Java Development Kit) 17とJDK 20に対応しており、全ての機能を開発および本番環境で無料で利用できる。

 GraalVMは、Javaや他のJVM(Java仮想マシン)言語で

書かれたアプリケーションの実行を高速化する高性能JDKディストリビューションだ。以下の特徴を持つ。

  • 最適化GraalVM実行時(JIT)コンパイラを用いて、Javaアプリケーションのパフォーマンスを向上させる
  • ネイティブイメージユーティリティーにより、Javaバイトコードを事前に(AOT)コンパイルし、ネイティブ実行ファイルを生成することもできる。これらの実行ファイルはほぼ瞬時に起動し、メモリリソースの消費が少ない
  • Truffle言語実装フレームワークがGraalVMコンパイラと連動し、JavaScript、Ruby、Pythonなどサポートされている言語を、JVMで優れたパフォーマンスで実行する

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