NASAのジェット推進研究所は世界最大級のPDFアーカイブを作成したと発表した。プライバシーの保護や脆弱性への対処、ソフトウェアの互換性に関する問題などセキュリティの研究に活用できるという。
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NASA(アメリカ航空宇宙局)のJPL(ジェット推進研究所)は2023年6月14日(米国時間)、世界最大級のPDFアーカイブを作成したと発表した。
PDFは印刷文書のような見た目であるものの、画像、動画ファイル、入力フォーム、3Dモデルなどが含まれることがあり、実際には複雑な構造になっている。
「その複雑さゆえにマルウェアなど悪意のあるコードの隠蔽(いんぺい)に使われたり、悪意のある方法でユーザーごとに異なる情報を表示させたりといった脅威にさらされる可能性がある」とJPLは指摘。PDFアーカイブを作成することで研究者や開発者による改善活動を促し、そうした課題を解決、または予防することを目指しているという。
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