企業におけるSASE(Secure Access Service Edge)の評価や設計、導入準備、利用が進んでいる。本稿では、SASEの3つの導入方法を紹介する。
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企業におけるSASE(Secure Access Service Edge)の評価や設計、導入準備、利用が進んでいる。SASEは、SD-WAN、SWG(Secure Web Gateway)、CASB(Cloud Access Security Broker)、ファイアウォール、ZTNA(Zero Trust Network Access)などのさまざまなサービスを組み合わせた新興のソリューションだ。ブランチオフィスやリモートワーカー、オンプレミスのセキュアアクセスのユースケースをサポートしている。Gartnerは、市場で幾つかのアプローチを観察し、SASEの導入方法として、以下の3つを勧めている。
シングルベンダー型SASEは、SASEの全機能を1社のベンダーが提供するソリューションを指す。当然ながら、このソリューションは1社のベンダーから調達することになる。現在、8〜9社のベンダーがシングルベンダー型SASEソリューションを提供している(SASEソリューションを提供するベンダーは、全体で30社以上ある)。
通常、この方法では、1社からネットワーク機能(多くの場合、SD-WAN)の提供を受け、もう1社から主にセキュリティ機能(多くの場合、SSE[Security Service Edge])の提供を受ける。提携しているSD-WANベンダーとSSEベンダーは数十社あるが、有意義で価値のある明確な統合がなされている(単なるマーケティングを超えて)SD-WANとSSEの組み合わせは、少数しか見られない。
これはSASEのアウトソーシングであり、SASEの導入や構成、サポートは、サードパーティーによって管理される。マネージドSASEサービスの市場はまだ初期段階にあるが、急速に成長している。
出典:3 Ways to SASE(Gartner Blog Network)
Distinguished VP Analyst
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