念じてコーディングも可能に? 脳波×AI活用「ブレインテック」の今「侵襲型」と「非侵襲型」でデバイス開発が進展

4年ぶりのリアル開催となった「東京ゲームショウ2023」で展示されていたのは、脳波を活用して感情分析する「NEO×AI.R」だ。ビジネスシーンで脳波を活用する価値とは何か、プロダクト開発に、脳波がどう役立つのか。「BrainTech」の現状と併せて話を聞いた。

» 2023年09月22日 17時00分 公開
[石川俊明@IT]

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 「ChatGPT」をはじめとする生成AI(人工知能)が社会に浸透し、企業におけるAI活用が新たな局面を迎えた中、各社はAIを活用した付加価値の提供や、業務効率化に向けて、模索し始めている。

 そうした中、AIを活用して脳波を分析する研究開発が国内外で進展を見せつつある。こうした取り組みは「脳(Brain)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語である「BrainTech」として注目されている。最近では、米ニューラリンクが脳インプライアントを人体に埋め込む臨床試験の参加者募集を開始するなど、医療の領域だけでなく、日々の生活や仕事にBrainTechが関わるのも目前という状況だ。

 4年ぶりに幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2023(TGS2023)」(2023年9月21〜24日)にも、BrainTechのソリューションとして、マクニカとBEAM ME UP(BMU)が共同で取り組む「NEO×AI.R」が展示されていた。BrainTechの現状や、プロダクト開発における脳波の活用イメージを聞いた。

デバイスは大きく分けて「侵襲型」と「非侵襲型」がある

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