「利用者識別番号が分からない人はこちら」 年末年始で“人の心理”につけ込むフィッシングメールが増加チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズがフィッシングメール事例を公開

チェック・ポイントは、「マイナポータル」や国税庁、通販サイトなどを装う最新のフィッシングメール事例を確認した。一般消費者の心理につけ込むフィッシングメールが多く見られるため、細心の注意が必要だという。

» 2023年12月25日 08時00分 公開
[@IT]

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 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2023年12月22日、「マイナポータル」や国税庁を装う、最新のフィッシングメール事例を確認したと発表した。同社は、クリスマスや年末年始商戦のさなか、通販サイトを装うフィッシングメールにも注意するよう呼び掛けている。

休暇前後は注意力が散漫になるので要注意

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが最近確認したフィッシングメールは、いずれも精巧な日本語で作成されているという。

 マイナンバーカードの取得者向けに政府が運営するWebサイト「マイナポータル」からのメールを装った例では、「緊急支援給付金」が支給されるとして、その手続きのためのメールアドレスとパスワードが必要だと迫る。この“緊急支援給付金”は実際に存在する還付金制度のため、フィッシングメールかどうかの見分けがつきにくく、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは「特に注意が必要だ」としている。

画像 「マイナポータル」の偽サイト(提供:チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ

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