NRIセキュアテクノロジーズは「NRIセキュアインテリジェンスセンター」を設立すると発表した。「経営、事業課題の意思決定」「インテリジェンス活用文化の構築」「セキュリティ対応力強化」などを支援する。
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NRIセキュアテクノロジーズは2024年1月9日、シンクタンク機能を有する「NRIセキュアインテリジェンスセンター」を設立すると発表した。
近年、生成AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)、VR/AR(仮想現実/拡張現実)、量子コンピュータなどを活用したデジタルサービスの普及や経済安全保障対応など、サイバー空間を取り巻く環境とリスクが多様化、複雑化している。こうしたリスクに適切に対応するには「国内外の社会やビジネス環境の変化を捉えて未来を見通す分析を活用することが重要だ」とNRIセキュアテクノロジーズは指摘している。同社がインテリジェンスセンターを設立するのはこうした背景からだ。
NRIセキュアインテリジェンスセンターは、セキュリティに関わる脅威情報や攻撃手法、脆弱(ぜいじゃく)性情報に加え、関連する国内外の政策、法規制、対策状況、関連業界団体や研究機関の状況、先端技術などの情報(インテリジェンス)を収集する。それらのデータをあらゆる観点から統合、分析し、その結果とNRIセキュアテクノロジーズの知見を合わせ、「経営、事業課題の意思決定」「インテリジェンス活用文化の構築」「セキュリティ対応力強化」などを支援するという。
同社は「当面は『経済安全保障対応』『AIセキュリティ』『デジタルクライム』について重点的に活動し、これらの領域を中心に分析体制を拡充して企業のセキュリティリスクマネジメント活動を支援する」としている。
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