「床で寝る」って日本の人に言ったら、びっくりされたGo AbekawaのGo Global!〜アゼストの張さんfrom中国(後)(1/2 ページ)

グローバルに活躍するエンジニアを紹介する本連載。今回もアゼストでデータの分析や機械学習の研究などに従事する張 志穎(チョウ・シエイ)さんにお話を伺う。業務経験を積み、少しずつ日本での仕事にも慣れてきた張さんが「日本人はすごいな」と思うところとは。

» 2024年04月02日 05時00分 公開

 国境を越えて活躍するエンジニアにお話を伺う「Go Global!」シリーズ。前回に引き続きアゼストで「Tableau」の使い手としてデータ分析の業務を担う張 志穎(チョウ・シエイ)さんにお話を伺った。プロジェクト管理、研究と忙しく働く張さんが10年後になりたい姿とは。

 聞き手は、アップルやディズニーなどの外資系企業でマーケティングを担当し、グローバルでのビジネス展開に深い知見を持つ阿部川“Go”久広。

そしてアゼストへ

阿部川 “Go”久広(以降、阿部川) 修士が終わってアゼストに就職されます。

張 志穎(チョウ・シエイ 以下、張さん) 学生時代に、研究室の先輩の紹介でインターンとして働き、2021年に正式に入社しました。インターンのときは「Tableau」を勉強してそれに関連した仕事を1年ほどやって、その後、機械学習の物体検出と追跡の研究をしていました。

阿部川 仕事が半分、研究が半分みたいな。最高の環境ですね。

画像 インタビュー中の張さん

 お仕事の内容は現在もTableauを扱ったものでしょうか。

張さん メインはそうですね。インターンのときは「Tableau Desktop」を使うことが多かったのですが、今は「Tableau Prep」などデータを扱うことが多くなりました。他には、機械学習の研究にも携わっています。

阿部川 一緒に仕事をするメンバーは全員日本人ですか。

張さん いろいろな国の人がいますね。アゼストは結構グローバルで、中国人や韓国人などバラバラです。コミュニケーションは普段は日本語で、全員中国人の場合だけ中国語で話します。

新小岩、いいよね

阿部川 日本での生活についても教えてください。日本のドラマが好きだったということで、ドラマに出てきそうな場所には行ってみましたか。

張さん ドラマとは関係ないですが、下北沢に住んでいたことがあります。おしゃれで、中国とは異なる雰囲気なので体験してみたいなって思って。でもホームシックになってしまったので池袋に引っ越しました。池袋はにぎやかで楽しかったのですが、またちょっと別の場所を体験したいと思って新小岩に行き、その後また引っ越しして現在に至ります。


編集中村 編集 中村

 私も池袋(北池袋方面)に住んでいたことがありますが、確かに本格的な中国のお店(そもそも店名が読めない)が多かった気がします。道行く人の声の中にも中国語が混じっていましたし、なるほど、郷愁の念を満たすには最適な場所なのですね。


阿部川 すごいですね。6年で4回引っ越しですか。でも、違う町に住むのは楽しいですよね。今までで、1番良かったのはどこですか?

画像 阿部川 “Go”久広

張さん 新小岩ですね。静かで、公園もありますし、川もありますし、散歩するときはめっちゃいい景色です。あと、商店街があって、それはそれは便利でした。ただ、私が住んでいた物件はペットが駄目だったので……。今の家はペットOKなので、猫を飼っています。

阿部川 お休みの日はどんなことをして過ごしていますか。

張さん そうですね。猫と遊ぶことも多いのですが、中国や米国のドラマもよく見ます。仕事は全部日本語なので、「仕事が終わったら、ちょっと別の言語で見てみたいな」ので日本のドラマはあまり見なくなりました。あと、ミュージカルが好きなので、時々ミュージカルを見ます。

 私、フランスのミュージカルがめっちゃ好きで。フランスの劇場まで行くのは難しいので、DVDを借りて見ています。

阿部川 そればっかり見ていると、今度はフランス語がしゃべれるようになりますよ(笑)。実はもうしゃべれるとか?

張さん 今は無理です(笑)。フランス語には漢字がないので、難しいです。

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