ソフトウェアテストにおけるエッジケースとは、ごく少数のユーザーにしか影響しないケースを指す。だとしても、エッジケースのテストが重要なことは変わらない。本稿では、どのようなときにエッジケースのバグを解決すべきか、それとも解決せずそのままにするのかを確認する。
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ソフトウェアのテストプロセスで明らかになる問題の緊急度を判断するのは比較的簡単だ。だが、エッジケースが出現することがある。
多くのユーザーに影響を及ぼす大きなバグは可能な限り迅速に解決する必要がある。だが、エッジケースの問題に優先順位を付けるのは難しい。エッジケースの問題とは、限られた数のユーザーにしか影響しない問題や、まれな状況でしか起きない問題を指す。エッジケースの問題は、「その問題を解決する価値はあるのか」という難しい疑問を開発者やソフトウェアテスト担当者に突きつける。
この疑問への普遍的な答えはない。とはいえ、開発者にとっても、テスト担当者にとっても、ユーザーにとっても、等しく結果が最適になる方法でエッジケースに対応するうえでの基本的なガイドラインはある。
ソフトウェアテストにおけるエッジケースとは、エンドユーザーの大半のUX(ユーザーエクスペリエンス)に深刻な影響が出にくい問題を指す。エッジケースは、ごく少数のユーザーにしか影響を及ぼさず、実環境にはめったに存在しない構成や状況下で発生する。
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