Canonical、CNCF準拠の新たなk8sディストリビューション「Canonical Kubernetes」のβ版を公開「Charmed Kubernetes」「MicroK8s」の経験に基づく

Canonicalは新たなKubernetesディストリビューションである「Canonical Kubernetes」のβ版を公開した。「Charmed Kubernetes」「MicroK8s」の経験に基づき、開発者が求める迅速な環境構築とエンタープライズ向けの自動化機能やセキュリティ機能の両方を提供するものだという。

» 2024年04月09日 11時30分 公開
[@IT]

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 Canonicalは、2024年3月14日(米国時間)、Kubernetes 1.30に基づく新たなKubernetesディストリビューション「Canonical Kubernetes」のβ版を発表した。

 Canonicalはこれまでエンタープライズ向けKubernetesディストリビューションである「Charmed Kubernetes」と小規模環境やエッジ向けディストリビューションの「MicroK8s」を提供してきた。

 Canonical Kubernetesは、これら2つのディストリビューションの経験を生かし、両者の特性を取り入れたCNCF(Cloud Native Computing Foundation)準拠の新たなディストリビューションだ。Canonical Kubernetesは今後、Charmed KubernetesおよびMicroK8sリリースの基盤になるという。

Canonical Kubernetesの特徴 シングルノードクラスタの構築方法

 Canonical Kubernetesは、MicroK8sのように簡単にインストール可能であり、Charmed Kubernetesのような自動パッチアップグレードなどの高度なセキュリティ機能を提供する。クラスタに新しいノードを追加する手間も、最小限に抑えられている。また高可用性を迅速に設定することもできるという。

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