Synergy Research Groupが発表したデータによると、ハイパースケールデータセンターの数は2024年初頭には1000の大台を超えた。また、ハイパースケールデータセンターの総容量は4年で倍増した。本記事ではSynergy Research Groupが紹介した、その背景を取り上げる。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
Synergy Research Groupは2024年4月17日(米国時間)、世界のハイパースケールデータセンターに関する調査を発表した。それによると、ハイパースケーラーが運営する大規模データセンターの数は2023年末時点で992に増加し、2024年初頭には1000の大台を超えたという。一方、消費電力を尺度としたハイパースケールデータセンターの総容量は、施設数の急速な増加と、平均容量の上昇が続いたことを理由に、4年で倍増した。同社のデータによると、世界全体のIT消費電力のうち51%を米国が占めており、残りは欧州と中国がそれぞれ約3分の1を占めている。
この調査は、Synergy Research Groupが「ハイパースケールオペレーター」と見なす、SaaS(Software as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、検索、ソーシャルネットワーキング、eコマース、ゲームなどの分野における世界の大手クラウドおよびインターネットサービス企業19社のデータセンターの設置面積と運営を分析したものだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.