ネットアップは、年次レポート「クラウドの複雑性に関するレポート」を発表した。世界10カ国を対象に、AIプロジェクトの進行度やAIの課題などについて調査した結果をまとめたもの。
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ネットアップは2024年6月14日、年次レポート「クラウドの複雑性に関するレポート」を発表した。この調査は世界10カ国(米国、英国、フランス、ドイツ、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、インド、シンガポール、日本)の企業を対象に実施したもので、企業のAI(人工知能)に対するレディネス(前提となる知識や経験)、AIの課題と成長スピード、AI先進国から学べることなどについてまとめたもの。
AIプロジェクトの進行度を示す「AIジャーニー」を見ると、トップはインド(70%)で、日本は最下位(19%)だった。インド、シンガポール、英国、米国といった“AI先進国”は、平均すると60%の企業が「AIプロジェクトを進行中または試験導入中」と回答した。一方、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、日本において同回答の平均は36%だった。
AI先進国とそれ以外の国の間には、AIに対するアプローチの違いがあることも明らかになった。AI先進国では、67%の企業が「ハイブリッドのIT環境」を持っていた。特にインドでは保有率が70%と最も高く、それに対して日本は、わずか24%だった。ネットアップは「AIに後れを取る企業は、競争力維持のために迅速なイノベーションが不可欠だ」としている。
大企業の40%が「AIプロジェクトによってITコストが上がっている」と回答している。AIプロジェクトのコスト管理のために他の事業領域からコストを再分配した企業の割合は、世界平均が31%で、特に割合が高いのはインド(48%)、英国(40%)、米国(35%)だった。ネットアップは「ITコストとデータセキュリティの確保がAI時代の最大の課題となっているが、それらがAIの進化を妨げることはない。その代わりに、規模を縮小したり、その他IT業務のコストを削減したり、事業の他の部分からコストを再分配したりすることで、AIイニシアチブに資金を出すことになる」と分析している。
AIプロジェクトの進行度にかかわらず、企業はクラウドとセキュリティへの投資を増やす見込みだ。レポートによるとAI主導のクラウド導入を増やす企業は2024年から2030年にかけて19%増加し、データセキュリティへの投資の増加率は2023年の33%から2024年は58%に拡大するという。日本では、クラウド展開の50%以上をAI主導のアプリケーションとする企業の割合が、2024年から2030年の間に7%増加する見込みだ。
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