調査会社SlashDataは、世界のソフトウェア開発者の現状調査レポート「State of the Developer Nation 26th Edition」のうち、開発者による新興技術の採用状況と、開発者の仕事への満足度についてそれぞれまとめた無料レポートの概要を公式ブログで紹介した。
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調査会社SlashDataは2024年7月16日(米国時間)、世界のソフトウェア開発者(以下、開発者)の現状調査レポート「State of the Developer Nation 26th Edition」のうち、開発者による新興技術の採用状況と、開発者の仕事への満足度についてそれぞれまとめた無料レポートの概要を公式ブログで紹介した。
同調査は、2024年第1四半期に世界135カ国の開発者を対象に行われ、1万人以上の回答を得た。開発者による新興技術の採用状況と、開発者の仕事への満足度に関する各レポートの概要は以下の通り。
SlashDataは、さまざまな新興技術のエンゲージメント率と採用率の各中央値を縦軸、横軸に取った4象限を設け、これに個々の技術をプロットした図と新興技術への開発者のエンゲージメントのグラフを次のように紹介している。
SlashDataは、開発者による新興技術の採用状況に関するレポートのハイライトとして、以下を挙げている。
レポートによると、以下のグラフのように、開発者の多くが仕事にやりがいを感じ(79%、複数回答、以下同)、達成感を得ている(74%)。一方で、開発者の4人に1人が、正当な報酬を得ていると思っていない(26%)。また、ほぼ同じ割合の開発者が、昇進の機会がない(25%)、あるいは仕事に刺激がない(24%)と思っている。
SlashDataは「これらの各項目の重要度は個人によって異なるが、開発者の約4分の1が、報酬、昇進機会、仕事の刺激という点で不満を持っていることは注目に値する」と指摘した上で、「企業は昇進の機会を提供することで、人材の維持、定着に向けて、他社との差別化を図れる」と述べている。
SlashDataは、開発者の仕事への満足度に関するレポートの他のハイライトとして、以下を挙げている。
この2つのレポートは「SlashData Research Space」に登録すれば、無料でアクセス、閲覧、ダウンロードできる。
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