日立、「SAFe」を提供するScaled Agileのゴールドパートナーに認定ミッションクリティカル領域にも適用を検討

SAFeの知識を持つ人材を5000人に増強。

» 2025年09月02日 23時30分 公開
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 日立製作所(以下、日立)は2025年9月2日、Scaled Agile(以下、SAI)が提供する「Scaled Agile Framework」(以下、SAFe)のゴールドパートナーに認定されたと発表した。エンタープライズ規模の組織がアジャイル開発を実践するためのフレームワーク、SAFeを日立全社の共通フレームワークとして適用することで、顧客企業の迅速かつ継続的な価値創出をグローバルで支援していくという。

 日立社内のSAFe実践の枠組みを整備し、人材育成も体系的に推進。SAFeの知識を持つ人材を5000人まで増やし、実践力と機動力を強化していく。これにより、例えば列車、信号、インフラ管理を最適化するためのAI(人工知能)を使ったデジタルソリューション群「HMAX」(Hyper Mobility Asset Expert:エイチマックス)のようなミッションクリティカル領域でのソリューション実装も含めて価値提供の迅速化を目指す。

 日立は2019年「アジャイル開発コンサルティングサービス」を立ち上げ、これまでも多数の企業のアジャイル開発を支援。2021年には米国のIT企業、GlobalLogicを買収し、同社で使われてきたマイクロサービスのフレームワークを日本向けに整備・強化した「Hitachi Microservices Platform」と、国内の大規模プロジェクトへのマイクロサービスの適用を支援する開発ツール「Justwareマイクロサービスフレームワーク」を提供。日立の受託開発案件で利用している他、自社開発する企業にも提供するなど、エンタープライズ規模の組織における開発・実装の迅速化に注力してきた。

 今回は、経営環境変化が激しい中、企業戦略と連動した組織変革、ビジネス変革、それを支えるシステム開発まで、ワンストップでの伴走支援ニーズが高まっていることを受けてのもの。今後はSAFeを活用することで、同社が持つ「IT、OT、プロダクトの強みを掛け合わせた社会イノベーション事業をさらに加速させる」としている。

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