OracleとAWSは、「Oracle Database@AWS」の提供リージョンを拡大した。ユーザー企業はOracle Exadataの環境を、既存システムに大きな変更を加えることなくAWS上へ移行できるようになる。
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Amazon Web Services(AWS)とOracleは2025年12月23日(米国時間)、新たに東京を含む3つのリージョンで「Oracle Database@AWS」の一般提供を開始した。Oracle Database@AWSは、Oracleが運用する「Oracle Database」をAWSリージョン内で動かせるサービスだ。ユーザー企業は、AWSのデータセンター内に配置された「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)が管理する統合型データベース基盤「Oracle Exadata」を利用できる。
今回の提供リージョン拡大により、「AP-Northeast-1」(東京)、「US-East-2」(オハイオ)、「EU-Central-1」(フランクフルト)の各リージョンでOracle Database@AWSが利用可能となった。
Oracle Database@AWSは、AWSのデータセンター内に配備されたOracle Exadataでデータベースサービスを利用できるものだ。国内のデータレジデンシー(データの保存場所)に関する要件を順守しながら、オンプレミスのOracle ExadataアプリケーションをAWS環境へ移行しやすくなる。
Oracle Database@AWSを利用すると、複数のサーバで構成されるクラスタ環境「Oracle Real Application Clusters」(RAC)を含むOracle Exadataのアプリケーションを、AWS内の専用インフラ上で稼働する「OCI Exadata Database Service」や「Oracle Autonomous Database」へ移行できる。データベースやアプリケーションにほとんど手を加えることなく、迅速かつ容易に移行できる点が特徴だ。既存の機能やアーキテクチャとの互換性を保ちつつ、可用性の高い環境を実現できる。
Oracle Database@AWSの提供リージョン拡大に伴い、AWSの顧客は計5つのリージョンで以下のサービスを実行できるようになった。
対象の5つのリージョンは以下の通り。
これらのサービスを利用するには、AWSのマーケットプレース「AWS Marketplace」を通じて、Oracleに対してプライベートオファー(非公開の個別契約)をリクエストする必要がある。リソースのセットアップには、Webベースの管理ツール「AWSマネジメントコンソール」を使用する。
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