Sansanが情シス部門のデータメンテナンス工数に関する実態調査を発表。1社当たり年間平均3.9億円相当が消費され、半数以上が2025年に業務量が増加したと回答したことなどが明らかとなった。
Sansanは2026年2月12日、「情シス・IT部門のデータメンテナンス工数に関する実態調査」の結果を発表した。従業員数100人以上の企業でデータ関連業務に携わっている情報システム・IT部門やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進部門の役員・管理職・担当者1053人を対象に、2026年1月22〜27日にオンライン上でアンケート調査を実施したもの。
その結果によると、社内データの整備や確認、ツール間のデータ連携といったデータメンテナンス関連業務にかかっている工数を算出したところ、1社当たり年間で平均3.9億円相当の人件費が投じられていることが判明したという。
自社の情シス・IT部門におけるデータメンテナンス業務の作業量が2025年の1年間で増えたかどうかを尋ねた設問では、「大幅に増えた」「やや増えた」と回答した人が合計50.7%に上った。直近で増えたデータ関連の業務として最も多かった上位3つは以下の通り。
その他の回答としては、「生成AIの業務活用に向けたデータクレンジング作業が増えた」「生成AI利用のために、オンプレミス〜クラウド/クラウドシステム間の連携が増えた」「新しいシステムが導入されるたびに、他システムとの連携で苦しむ」といった声が寄せられた。「監査や内部統制対応のために同じようなデータ抽出・整合性確認を何度も繰り返している」という回答も見られた。
データの整理や確認などの業務に時間を取られることで、本来注力したい業務に十分な時間を割けないと感じることがあるかどうかを尋ねたところ、75.2%が「頻繁にある」「時々ある」と回答した。
「頻繁にある」「時々ある」と回答した人に、本来注力したい業務を尋ねた設問では、「システム改善・最適化」(64.0%)が最も多く、「セキュリティ強化」(51.3%)、「業務自動化・効率化」(46.6%)が続いた。さらに、今後のデータメンテナンス関連業務の見通しについては、58.1%が「増えていくと思う」と回答している。
今回の調査の結果を受け、同社 Sansan DI推進部 鳴海佑紀氏は「作業量の増加に加え、本来注力したいシステム改善やセキュリティ強化といった業務に十分な時間を割けていないと感じている方が多い点は、企業全体の生産性や競争力にも関わる重要な課題だと捉えています」とコメントしている。
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