Web会議の利用拡大で、無線LANによる安定した通信の確保が課題となっていたアイリスオーヤマ。同社は全国24拠点の無線LANをどのように見直し、通信品質を改善したのか。
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生活用品メーカーのアイリスオーヤマは、各拠点で無線LANを運用していた。ところが「無線LANがつながりにくい」「Web会議中に音声や映像が途切れる」といった課題が顕在化していたという。背景には、従業員の増加とWeb会議の利用拡大があった。
ワンフロアで最大340台の端末が同時にネットワークに接続する拠点もあり、安定した通信の確保が課題となっていた。営業拠点や工場などに設置した無線LANアクセスポイント(以下、AP)については拠点ごとに個別運用していたことから、ネットワーク状況を把握しにくく、運用管理に大きな負担が生じていたという。
こうした状況を受けて、アイリスオーヤマはネットワークの再整備に着手し、APを刷新するとともに、運用管理の仕組みも見直した。無線LANの安定性の課題をどのように解消したのか。
アイリスオーヤマは、複数の端末が同時接続しても安定した通信を実現できると判断して、フルノシステムズの業務用無線LANアクセスポイント「ACERA」を導入した(図1)。無線ネットワーク管理システム「UNIFAS」も導入し、拠点ごとに運用していたAPを一元管理できるようにした。
北海道から沖縄まで全国24カ所の営業拠点に、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)準拠の「ACERA 1320」と、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)準拠の「ACERA 1210」を導入した(図2)。導入後は、Web会議時でも安定した通信を維持しているという。
UNIFASには、APの設置場所を画面内の地図に登録し、電波状況を可視化できる「マップ機能」がある。アイリスオーヤマはこのマップ機能を使うことで、複数拠点におけるAPの稼働状況や電波状況を、管理画面で一元的に把握できるようにした。
アイリスオーヤマはUNIFASによる集中管理によって、設定変更やファームウェアのアップデートを一括で実施できるようにして、管理工程の削減につなげた。運用管理の実務は、アイリスグループのシステム全般を管理するiFINDが担当している。
今回の取り組みにより、アイリスオーヤマは無線LANによるオフィス内の安定した通信と、運用管理の効率化を実現した。今後は他拠点でも、APのACERAへの切り替えを順次進める考えだ。フルノシステムズは2026年6月29日、本事例を発表した。
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