最短3分、業務アプリの「作って直す」が“対話だけ”で済むAIツールの仕組みとは?「Platio」「Click」のノーコード技術をAIによる開発に応用

アステリアらは、業務アプリケーションを最短3分で開発できるAIサービス「Bakusoku.AI」を発表した。対話形式で要件を入力するだけで開発できるというその仕組みや、上位版「Platio Canvas AI」の特徴を整理する。

» 2026年08月03日 13時00分 公開
[@IT]

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 アステリアと、その100%子会社のアステリアキャンバスは2026年8月1日、AIを活用して業務アプリケーションの開発から運用まで支援するサービス「Bakusoku.AI」の提供を開始した。同月下旬には、上位版の「Platio Canvas AI」の提供も始める。

 Bakusoku.AIを開発した背景として、アステリアグループは「Claude Code」「Codex」「Gemini Code Assist」などのソースコード生成ツールの普及に伴い、世界的にAI駆動開発が加速している点を挙げる。ここでいうAI駆動開発とは、AIを活用してソフトウェアを開発する手法を指す。

“対話だけで開発”をどう実現?

 AI駆動開発で企業利用に耐えるソフトウェアを開発するには、適切なプロンプトの作成や実行環境の準備などが必要になる。アステリアグループは2017年に本格提供を始めた「Platio」や、買収したMikoSea(現アステリアキャンバス)の「Click」といったノーコード開発技術で培ったノウハウを基に、現業部門の担当者でも業務アプリケーションを開発できるBakusoku.AIを開発したという。Bakusoku.AIは、どのようなサービスなのか。

 対話形式で業務アプリケーションを開発できるのが、Bakusoku.AIの特徴だ。利用者は開発したい業務アプリケーションの要件を対話形式で入力すると、Bakusoku.AIはその内容を基に、ユーザーインタフェース(UI)や業務ロジックを自動生成する。最短3分で業務アプリケーションを開発し、稼働に必要な実行環境も構築するという。

 運用開始後の業務アプリケーションの改善も支援する。Bakusoku.AIでは、利用者が「入力項目を追加して」「承認フローを変更して」といった指示を対話形式で入力するだけで、AIが新機能の追加やデザイン変更、バグ修正などを反映する。

セキュリティや連携性を強化した「Platio Canvas AI」

 Bakusoku.AIの上位版であるPlatio Canvas AIは、より本格的な企業利用のための機能を備える。専任のサポート体制に加えて、複数のセキュリティ機能を用意する。例えば接続元を制限するIP制限機能や、一度の認証で複数のシステムを利用できるシングルサインオン(SSO)機能などを備える。

 Platio Canvas AIはAI連携の共通プロトコルであるMCP(Model Context Protocol)による連携機能を標準で提供する。生成した業務アプリケーションをMCPの仕様に沿ってAIが利用できるようにすることで、業務の自動連携や制御を実現しやすくする。

 Bakusoku.AIには「Free」「Standard」「Pro」の3つのプランがある。月額料金(全て税別)は、Freeが無償、Standardが9000円、Proが2万7000円だ。Platio Canvas AIのプランは「Premium」と「Enterprise」の2つ。月額料金は、Premiumが年契約で10万円、月契約で11万円。Enterpriseが年契約で20万円、月契約で22万円となる。

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