夏場の現場で、暑さによる負担を軽減しながら安全を確保するには、どうすればよいのか。長袖作業服との使い分けを含めて、OKIグループのITシステム・電設会社であるOKIクロステックの取り組みから探る。
全国的に猛暑日、つまり最高気温35度以上の日が増加している。気象庁によると、全国(13地点平均)における猛暑日の年間日数は、1996〜2025年の統計で約3.2日となり、1910〜1939年の約0.8日と比べて約4.2倍になった。
こうした中、ITシステムや電気設備の保守・施工の現場では、熱中症対策が重要な課題になっている。特に夏季は気温や湿度の上昇によって、機器の設置や保守点検などの現場作業に伴う身体的負荷が高まりやすい。
沖電気工業(以下、OKI)グループのOKIクロステック(以下、OXT)でも、現場で働く従業員の熱中症対策が課題となっていた。OXTは、ITシステムや電気設備の設計から構築、保守まで手掛ける企業だ。
熱中症対策を強化し、暑さによる従業員の身体的な負担を軽減したい――。こうした目的の下、OXTは現場作業用のユニホームとして、長袖作業服に代えて着用する夏季用ユニホームの導入を検討した。
OXTが採用を決めたのは、ユニクロのポロシャツだ(写真)。着心地の快適さと見た目の清潔感を考慮して選定したという。
ポロシャツの購入には、ユニクロの法人・団体向けサービス「UNIQLO UNIFORM」を活用する。同サービスでは、業務利用を目的としてユニクロの商品を一括購入できる他、企業・団体のロゴの刺しゅうやプリントを施した商品も購入できる。
OXTのカスタマーエンジニア(以下、CE)および施工管理技術者約1200人が、現場作業用のユニホームとしてユニクロのポロシャツを着用する。CEは、主にハードウェアの設置や保守点検、修理などを担うコンピュータ技術者だ。
夏季用ユニホームとしてポロシャツを導入することで、OXTは暑さの厳しい時期に現場で働く従業員の熱中症リスクを低減し、健康の確保につなげる考えだ。安全確保が必要な現地作業では、従業員は引き続き長袖作業服を着用する。
OXTは今後も、熱中症対策をはじめとする従業員の安全や健康の確保に向けた取り組みを進めるという。OKIクロステックとOKIは2026年8月13日、本事例を発表した。
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