約5000台のPCを運用しながら、1日20〜30台のPCを新たにキッティングする日本旅行ビジネスクリエイト。キッティングの担当者がほぼ半減しても、より重要な業務に時間を割けるようになったという。何を変えたのか。
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日本旅行グループのアウトソーシング事業を担う日本旅行ビジネスクリエイトは、同グループ全体で使うPC約5000台の運用管理・保守を担う。従来のPCキッティングは、OSやネットワーク接続の設定などを含めて手作業であり、作業ミスが起きやすかった。作業のスピードや品質が担当者のスキルに依存していた他、作業を担うスタッフの確保およびレクチャーが負担になっていた。
グループ各社からキッティング依頼が日々寄せられる一方、日本旅行ビジネスクリエイトは既存PCの運用管理・保守も並行して担う必要があることから、手作業でのキッティングは限界を迎えていた。キッティングを自動化する仕組みの自社開発も検討したものの、複雑なキッティング要件を満たすには至らなかったという。
こうした課題を解消するために、日本旅行ビジネスクリエイトはキッティングの仕組みを見直した。その結果、作業ミスがほぼゼロになり、キッティングに必要な人数が約半数になるといった成果が出ているという。どのような仕組みにしたのか。
キッティングを効率化する手段として、日本旅行ビジネスクリエイトが新たに導入したのが、JALデジタルのIT資産管理ツール「PalletControl」だ。作業の外注化も検討したものの、将来にわたる継続性やコスト面のメリットを比較した結果、PalletControlを導入した方がよいと判断した。
導入時には、JALデジタルのエンジニアにキッティング作業への立ち会いを依頼し、実際の手順を確認してもらった。その上で、同社のエンジニアの支援を受けながら、手順書を基にキッティング作業を「自動化できる部分」と「あえて手作業で残す部分」に切り分けた。
PalletControlのキッティング機能の活用により、キッティング作業の大部分を自動化し、残る作業もわずかな操作で完了できるようになった。作業ミスがほぼゼロになった他、従来は7人で担っていた1日20〜30台のキッティングを、4人でこなせるようになった。
専門的なPCスキルのない未経験者でも、数日でキッティング業務に加われるようになり、作業の属人化や人員不足の課題は解消した。自動化で生まれた時間を、従業員からのPCに関する問い合わせ対応や日々の運用改善など、本来注力すべき業務に充てられるようになったという。
日本旅行ビジネスクリエイトは今後、キッティング作業に一部残る手作業を、可能な限り自動化する。PalletControlについては、キッティング以外の機能にも活用範囲を広げる他、日本旅行グループ全体での活用も進める考えだ。PalletControlを開発・販売するJALデジタルが2026年9月10日、本事例を公開した。
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