JPCERT/CCは、PHPにおける複数の脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)についての注意喚起を公開した。悪用されると任意のコードを実行される恐れがあり、速やかな更新と侵害調査を呼び掛けている。これに加えてPHP開発元は、2026年12月31日にサポートが終了するPHP 8.2系からの移行も推奨している。
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一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2026年10月22日、スクリプト言語「PHP」における複数の脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)についての注意喚起を公開した。
PHPの開発元であるThe PHP Groupが2026年10月21日(米国時間)に公表したセキュリティアドバイザリを受けたもの。悪用された場合、PHPの実行プロセスの権限で任意のコードを実行される恐れがある。PHPは国内でも広く利用されており、JPCERT/CCは、「十分なテスト実施の上での速やかな修正済みバージョン適用」と侵害有無の調査を呼び掛けている。
JPCERT/CCは、今回の脆弱性(CVE-2026-109618およびCVE-2026-109619)の影響を受けるバージョンとして、以下を挙げている。
The PHP Groupは、対象について、Webリクエストを処理する全PHP環境、FastCGIプロセスマネジャー「PHP-FPM」や、Webサーバ「Apache HTTP Server」のモジュール「mod_php」「php-cgi」、アプリケーションサーバ「FrankenPHP」、Webサーバ「LiteSpeed」などが含まれることも挙げている。特にmod_phpはリスクが最も高く、アプリ実行前に未認証リクエストだけで攻撃できる実証コード(エクスプロイト)が確認されている。
対策としては、The PHP Groupは修正版の「PHP 8.5.12」「PHP 8.4.27」「PHP 8.3.36」「PHP 8.2.35」を公開しており、ダウンロードページからのアップデートを推奨。Linuxディストリビューションや長期サポート(LTS)ベンダーには事前にパッチが提供されているという。有志のリポジトリ「rpms.remirepo.net」には発表当日の提供がないので、公式パッケージへの切り替えか、ソースからのビルドを促している。
深刻度を踏まえ、サポート終了済み(EOL)の「PHP 7.4」「PHP 8.0」「PHP 8.1」にも最小限のソースコードバックポートが提供された。
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