エンジニアのための文章力養成講座

「要件定義書」「提案依頼書」「テスト仕様書」――エンジニアは業務でさまざまな文章を書きます。しかし、文章力が足りないと、無駄なことをたくさん書いてしまったり、考えているのとは違うことを書いてしまったり、頭の中にあった大事なことを書きもらしてしまいがちです。  文章力は、「着想力」「連想力」「優勢順位の判断力」「構造的に把握する力」「創造性、独自性」「人間理解力」「言語表現力」の七つの要素からなる、基礎的、かつ総合的な力です。  書く力は、考える力そのもの。文章力を身に付けてより良いエンジニアライフを送りましょう。

エンジニアのための文章力養成講座(7):

「長所は」「特徴は」「役割は」などの属性(人や物の性質)を言うときは、「こと」で受ける必要があります。「理想は」「理由は」なども同じです。

[阿部紘久, @IT] ()
エンジニアのための文章力養成講座(6):

「ホワイトな会社です」「ブラックではありません」――日本語は主語をしばしば省けますし、もともと主語がない文もあります。しかし、特殊な場合を除き、述語は省けません。

[阿部紘久, @IT] ()
エンジニアのための文章力養成講座(5):

1つの文の中で述語を共用することがあります。「スキルの習得には時間もお金もかかる」は、「時間」と「お金」が「かかる」という述語を共用しているので問題ありません。しかし「山や海で泳ぐ」は変です。「山に登り、海で泳ぐ」と別の述語を書き足す必要があります。

[阿部紘久, @IT] ()
エンジニアのための文章力養成講座(4):

「この研修では、経験豊富な講師のお話を聞いて、後日レポートを出すというものです」――文の途中で断りなしに主語や主題を変えると、読み手は戸惑ってしまいます。なるべく同じ主語で貫くようにし、主語を変えたいときにはそれを明示します。

[阿部紘久, @IT] ()
エンジニアのための文章力養成講座(3):

「原因は仕様変更です」「ユーザーは仕様変更です」「原因はユーザーです」――漫然と文章を書いていると、うっかり「主語」を間違えることがあります。

[阿部紘久, @IT] ()
エンジニアのための文章力養成講座(2):

「同僚のエンジニアに好意を持った」「同僚と結婚した」「女の子を授かった」「その子を今、一生懸命育てている」のように、「目的語+述語」の組み合わせが適切な文章を書きましょう。

[阿部紘久, @IT] ()
エンジニアのための文章力養成講座(1):

「バグが多い」「納期がキツイ」「メンバーが足りない」などの「主語+述語」の組み合わせがしっかりした文は、意味が明瞭なので読みやすくなります。

[阿部紘久, @IT] ()
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