検索
連載

第9回 IPルーティング基礎から学ぶWindowsネットワーク(1/3 ページ)

TCP/IPネットワークの原理は、IPパケットがルータで次々に中継されて相手に届くことにある。そのしくみを理解しよう。

Share
Tweet
LINE
Hatena
連載 基礎から学ぶWindowsネットワーク ―― Windowsネットワーク管理者への道 ―― 
Windows Server Insider

 

「連載 基礎から学ぶWindowsネットワーク ―― Windowsネットワーク管理者への道 ―― 」のインデックス

連載目次


 TCP/IPネットワークは、「ルータ」によって相互に接続されたネットワークの集合体である。各ネットワークにはIPアドレスが割り当てられたコンピュータが接続され、それらのネットワークがさらにルータ(正確にはIPルータ)によって相互に接続されて、より大きなネットワークとして機能している。今回は、このルータとIPルーティングについて解説する。

ルーティングとルータ

 TCP/IPにおける通信の基本単位は「IPパケット」である。IPパケットの詳細は次回解説するが、IPパケットには、パケットを送信する相手を表す「あて先IPアドレス」と、送信元を表す「送信元IPアドレス」、そして送信するデータ(および制御用データ)が含まれている。TCP/IPでは、この「IPパケット」をルータ間で次々と中継することにより、ネットワーク上のすべてのノードが相互に通信できるようになっている。


ルータによって相互接続されたTCP/IPネットワーク
TCP/IPでは、ローカルのLANなどをルータによって相互に接続して、より大きなネットワークを構築している。お互いのノードはIPアドレスによってのみ識別され、物理的な媒体には依存しない。ルータは相互のLANを中継し、IPアドレスに基づいて通信を行う(IPパケットを中継する)。


Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る