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第23回 コンピュータの一覧を管理するブラウザ・サービス基礎から学ぶWindowsネットワーク(1/3 ページ)

コンピュータの一覧が見えることと、アクセスできることは違う。その意味は? 一覧を管理するブラウザ・サービスについて解説。

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連載 基礎から学ぶWindowsネットワーク ―― Windowsネットワーク管理者への道 ―― 
Windows Server Insider

 

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連載目次

 今回は、ネットワーク上にあるコンピュータを一覧できるようにする、ブラウザ・サービスについて解説する。

コンピュータの一覧を取得する

 エクスプローラを使ってネットワーク上の公開リソースをアクセスする場合、最初に「マイ ネットワーク」を開き、ネットワーク上のコンピュータの一覧を取得する。そして目的のコンピュータを見つけ、次は、そのコンピュータのアイコンをクリックして、公開されているリソース(共有フォルダ)を開く。このように、ネットワーク・アイコンからたどって、コンピュータの一覧リストを取得することを「ブラウズする」という。


コンピュータの一覧
ネットワーク上の公開リソースを検索するには、エクスプローラで「マイ ネットワーク」アイコンからたどればよい。
 (1)ネットワーク・リソースはこのアイコンからたどることができる。
 (2)Windowsネットワーク・リソースはこのアイコンの下に表示される。
 (3)ネットワーク・リソースのうち、現在のワークグループやドメインのリソースは、この「近くのコンピュータ」の下に表示される。
 (4)ネットワーク上に存在するコンピュータの一覧。

 これと同様のことをコマンド・プロンプト上で行うには、「net view」というコマンドを実行する。

C:\>net view /domain …ドメイン/ワークグループの一覧の表示
Domain

-----------------------------------------------
DADVANTAGE
DADVANTAGE1
TESTDOMAIN
WORKGROUP
コマンドは正常に終了しました。


C:\>net view /domain:workgroup …コンピュータの一覧の表示
サーバー名             注釈

-----------------------------------------
\\ATHLON64  …コンピュータの一覧
\\WIN2000PRO-01
\\WIN2000PRO-02
\\WIN2000PRO-03
\\WIN2000PRO-04
\\WIN2000PRO-05
\\WIN2000SVR-01
コマンドは正常に終了しました。

 エクスプローラによるブラウズにしろ、net viewコマンドにしろ、これらはネットワーク上に現時点で存在するコンピュータ名の一覧を表示している。この機能はどうやって実現されているのか。今回は、この一覧リストを作成する、「ブラウザ」サービスについて解説する。


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