Windows XP → Windows 7/8/8.1移行のための解説記事ガイド:移行方法やツールの使い方を知る(1/2 ページ)
サポート期間が終了しても、残っているWindows XPの「世界」はまだ続く。早急にWindows 7/Windows 8/Windows 8.1へ移行できるように、関連記事を分類・整理した。記事を参考に失敗のない移行計画を立てよう!
2014年4月9日をもって、マイクロソフトによるWindows XPのサポートが終了した。新規セキュリティ・パッチの無償提供も終了したため、Windows XPでは今後発見される脆弱性を解消できず、セキュリティ面でひどく脆くなってしまう。そのため社内システムにWindows XP搭載PCが残っている企業には、Windows 7/Windows 8/Windows 8.1への早急な移行が迫られている。しかし、Windows XPはWindows 7/8/8.1へ設定やアプリケーションを引き継ぎつつアップグレードすることができないため、移行は簡単ではないし作業量も少なくない。
本稿では、これまで弊誌がWindowsシステム管理者向けに公開してきた移行方法の解説記事を、移行に必要な作業の大枠ごとに分類・整理しつつ集約してみた。本ページではWindows 7への移行、次のページではWindows 8/8.1への移行についてそれぞれまとめている。今後、移行のための新たな解説記事を公開したり、既存記事を更新したりしたら、本稿に随時掲載していく。
移行を担当する管理者の方々が、少しでも効率よく移行のためのノウハウを知る助けになれば幸いだ。
Windows XP → Windows 7移行のための解説記事ガイド
●新着・更新・追加記事(2014/05/07更新)
- Windows XP/Office 2003サポート終了後の「世界」(2014/05/07更新)
- Outlook Express → Windows Liveメール2012移行ガイド(2014/04/28更新)
●ユーザー・データの移行
古いWindows XPマシンに格納されているユーザーのデータ・ファイルは、新しいWindows 7マシンでも同じように扱えるようにしたい。それにはWindows XPマシンから必要なデータ・ファイルを抽出し、Windows 7マシンの適切な格納場所にコピーする必要がある。これは手動でもできるが、移行のためのソフトウェア・ツールを利用した方が簡単だ。
●アプリケーションの移行
Windows XPで利用していたアプリケーションが、Windows 7では利用できない場合がある。例えばWindows XPの標準メール・クライアントのOutlook ExpressはWindows 7には搭載されていない。そのため別のメール・クライアントに移行する必要がある。その一方で、Windows 7には旧来のアプリケーションをできる限り実行するための機能も備わっているほか、仮想化技術によって移行する方法も複数ある。
■メール環境
- Outlook Express → Windows Liveメール2012移行ガイド
- Outlook Express → Windows Liveメール2011 移行ガイド
- Outlook Express → Gmail移行ガイド
- Outlook Express → Outlook 2010移行ガイド
- マイクロソフトの新Webメール・サービスOutlook.comは「使える」か?
- 【TIPS】古いバージョンのWindows Liveメール 2009をインストールする
■アプリケーションの互換性を確保する技術
- Windows XP → 7移行のアプリケーション・トラブル解決法
- Windowsの互換性テクノロジの仕組み(後編:Application Compatibility Toolkit)
- Win32アプリケーションを実行するWOW64
- アプリケーションの互換性
■仮想化によるアプリケーション移行
- Windows Thin PCで本格的なシンクライアントを実現する
- Windows XP→Windows 7丸ごと引っ越しテクニック
- Windows XPとの互換性を実現する「Windows XP Mode」
- Windows Server 2008 R2によるVDI実践入門 第1回 デスクトップの仮想化とVDIの違いを知っていますか?
- 【TIPS】Windows 7のXP ModeでIE6/IE7を実行する
- 【TIPS】Windows XP Modeの仮想マシンの設定を変更する
- 【TIPS】Windows Virtual PCで新しい仮想マシンを作成する
- 【TIPS】Windows XP Modeの仮想マシンの終了方法を変更する
- 【TIPS】Windows 7のWindows XP Modeが利用できるかどうかを調べる
●Internet Explorer環境の移行
Windows XPで利用できるInternet Explorer(IE)はIE6〜IE8だが、Windows 7ではIE8〜IE10とバージョンが異なる。IE6〜IE8とIE9/IE10では仕様が大きく異なるため、例えばIE6〜IE8に合わせて設計・制作されたWebページやWebアプリケーションは、IE9/IE10では正しい表示・動作が得られないことがままある。特にイントラネットで従来からのWebアプリケーションを使い続けたい場合は、こうしたトラブルの対策を知っておきたい。またIEのバージョンによるUIの違いも把握しておこう。
- Internet Explorer 6(IE6)とIE10/IE11とのUIの違いを知る
- Internet Explorer 8(後編) 3.IE8の運用・展開
- 進化したInternet Explorer 9 第3回 管理者向けの機能
- Internet Explorer 10のHTML5/CSS3対応度は?
- Internet Explorer 6(IE6)とInternet Explorer 9(IE9)とのUIの違いを知る
- 【TIPS】Windows 7のXP ModeでIE6/IE7を実行する
- 【TIPS】Internet Explorer 6(IE6)とInternet Explorer 8(IE8)とのUIの違いを知る
- 【TIPS】IE9/IE10でWebページの表示が乱れるときの対策(互換表示機能を使う)
●ユーザー・アカウントごとの設定やシステム環境の移行
デスクトップ環境のようにユーザーがカスタマイズした設定も、古いWindows XPマシンから新しいWindows 7マシンへ移行したい。それにはユーザー・アカウントごとの設定(ユーザー・プロファイル)はもちろん、システム環境についても新旧マシン間でコピーする必要がある。これもデータ移行と同様に移行のためのツールが利用できる。
- XP/Vista→Windows 7 完全移行マニュアル
- Windows XP→Windows 7丸ごと引っ越しテクニック
- 【TIPS】Windows Vista/7のユーザー・プロファイル・フォルダの場所は?
●移行前の準備
移行する前に、まずは移行先OSであるWindows 7の仕様についてよく確認しておきたい。Windows XPと比べると、エディションの種類やUI、インストール手順、ハードウェア要件など異なる部分がたくさんあるため、移行計画を立てるにはこうした違いを把握しておく必要がある。また多数の新機能や強化機能については、どんなものがあるかだけでも事前に確認しておきたい。
■Windows 7の新機能
- Windows 7の概要
- Vistaから進化した新しいユーザー・インターフェイス
- Windows 7のネットワーク機能概要とホームグループ
- 使い勝手が大幅に向上したWindows 7のワイヤレス機能
- Windows 7のファイアウォール機能
- Windows 7のVHDファイル・サポート
- タッチ・インターフェイスで使うWindows 7
■64bit Windowsとは?
■ハードウェア要件
■Windowsのアプリケーション互換性
■Internet Explorer(IE8/IE9/IE10)
■インストール/展開
- MDT 2010でWindows 7を無人インストールする
- Windows 7のVHDブートを試す
- 改訂 管理者必携! 最強のデータ・サルベージ・ツールWindows PE 3.0
- 【TIPS】Windows 7のsysprepで環境複製用のマスタ・イメージを作成する
- 【TIPS】Windows 7のsysprep用の応答ファイルを作る
- 【TIPS】監査モードで環境複製用のマスタ・イメージをカスタマイズする
- 【TIPS】Windows 7がインストール可能かどうかをチェックする
- 【TIPS】Windows 7のインストールUSBメモリを作る(WiNToBootic編)
- 【TIPS】Windows 7のインストールUSBメモリを作る(diskpart編)
- 【TIPS】Windows 7のインストールUSBメモリを作る(Windows 7 USB/DVD Download Tool編)
- 【TIPS】ネットワーク共有からWindows Vista/7をインストールする
■Windows XPを使い続けるリスク
●移行後のWindows 7の管理・運用テクニック
Windows XPと比べるとWindows 7ではUIは大幅に変更されている。そのため移行後のWindows 7を快適に利用できるようにするには、新しいUIの使い方を知っておきたい。またWindows XPにはないWindows 7の新機能や強化された機能も、活用して効率よくPCを利用できるようにしたい。
■ユーザー・インターフェイス(UI)
- Windows 7チューニング術(前編:UIのチューニング)
- 【TIPS】Windows 7のエクスプローラでフォルダ・ツリーを自動的に展開する
- 【TIPS】Windows 7のエクスプローラをキーボードで操作する
- 【TIPS】Windows 7のスタート・メニューに[ファイル名を指定して実行]を表示させる
- 【TIPS】Windowsエクスプローラのデフォルトの起動フォルダを変更する
- 【TIPS】Windows 7でチェック・ボックスを使ってファイル/フォルダを選択する
- 【TIPS】Windows 7でウィンドウのAeroスナップ機能を無効にする
- 【TIPS】Windows 7でクイック起動バーを利用する
■バックアップ/復元
■最適化
- Windows 7チューニング術(前編:UIのチューニング)
- Windows 7チューニング術(後編:システム負荷のチューニング)
- 簡単にできるWindows PCの節電方法教えます
- 【TIPS】Windows 7で不要な機能を削除する
- 【TIPS】Windows 7のシステムに自動ログオンする
■共有サービス
■日常的な作業
- 【TIPS】Windows 7のタスク・マネージャのパフォーマンス・タブの見方
- 【TIPS】Windows 7のタスク・スケジューラの基本的な使い方
- 【TIPS】Windows 7でZIPファイルにパスワードを付ける
- 【TIPS】Windows 7の[送る]メニューに項目を追加する方法
- 【TIPS】Windows 7でISO/IMGファイルをCD/DVD-Rに書き込む
- 【TIPS】Windows 7のカラーキャリブレーション機能を使う
- 【TIPS】Windows 7で画面表示をプロジェクタへ素早く切り換える
- 【TIPS】Windows 7でデフォルトのプリンタを場所に応じて切り替える
■トラブル・シューティング
■セキュリティ
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