愛知編:愛知で生きる、愛に生きる――名古屋を第二の故郷に定めたエンジニアのプライベートと恋愛事情:ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(52)(3/3 ページ)
愛知県で開催される勉強会と街コンは、どちらの方が多いでしょうか?――「ITエンジニア U&Iターンの理想と現実」。愛知編最終回は、勉強会や恋愛事情など、プライベートのお話を中心に紹介します。
エンジニアの恋愛事情
仕事や住宅事情も大事ですが、皆さんが気になるのは恋愛事情ではないでしょうか?
私は……同じ会社の3歳年下の女性と2年半お付き合いして、この春に結婚致しました。社内恋愛の良いところは「お互いの人間性や生活リズム」をよく理解した上でお付き合いできることです。収入もお互いある程度分かっているので、背伸びせず付き合えることもメリットです。
弊社には、私以外にも社内恋愛をしている同僚が何人かいます。
しかし「愛知県は社内恋愛が多いのか!」というと、決してそうではありません。前回の記事でも書きましたが、IT系の会社はまだまだ男性エンジニアの方が多く、現場によっては女性がほとんどいないところもあります。現に、同僚や友人の男性エンジニアの多くは、違う業種の女性とお付き合いしています。
逆に女性は、「就職した後に、ITエンジニアと付き合い始めた」という後輩が数人います。後は、学生の時から付き合っているというパターンです。女性エンジニアは、同業の男性エンジニアとお付き合いする可能性が高いのかもしれません。
仕事関連の出会いがなかなかないため、街コンに行っている人もいます。
「街コンまとめ」に登録されている2018年11月に愛知県で開催される街コン・婚活パーティーは、勉強会よりはるかに多い「264件」でした(2018年10月22日現在。平日を含む)。
私も結婚前に街コンに参加したことがあります。値段は男性7000円とそれなりに高額でしたが、成果は……その場で楽しくおしゃべりするだけで終わってしまいました。お互いについて深く話すこともなく席移動を繰り返し、LINEだけ交換し、グループLINEを大量に作るのですが、どれもぱっとせず……。私は男性3人で参加しましたが、全滅でした(笑)。
意外だったのは、男性より女性の方が参加人数が多かったことです。出会いの場を求めているのは男性だけではないのだと実感しました。
街コンだけでなくマッチングアプリに登録しているという声も男女ともに耳にします。愛知県は手を伸ばせば出会いの場が豊富にあるのだと感じます。
名古屋市が第二の故郷――今後の僕と愛知
私は岐阜県郡上市で生まれ育ち、現在は愛知県の北名古屋市に住んでいます。職場は名古屋市で、プライベートを含めた移動範囲も、多くが名古屋市です。
自宅から実家までは、車で約2時間半ほどです。ファミレスすらなく夜8時には人っ子一人歩かなくなるような田舎ですが、帰省するたびにホッとした気持ちになります。愛知県に住んで10年ほどになりますが、離れて初めて故郷の大切さが分かったような気がします。
それでも、僕は今後も愛知県で暮らしていくと思います。
理由はいろいろありますが、愛知県、特に名古屋市は故郷に比べて「何においても選択肢が多い」ことが1番です。故郷では「夜に外食をしよう」と思ったら数件の店舗しか候補がありませんし、その大半はラーメン屋か居酒屋です。「一人暮らしをしたい」と思っても、そもそも単身用アパートがほとんど存在しません。以前の記事で書いたように、就職、転職をしようと思っても選択肢が限られます。そのため、市外まで車で通勤している人もいます。
やりたい仕事が故郷で見つけられる人はいいのですが、そうではない人は選択を狭めざるを得ませんし、そうすると不満を持って生活することにもなりかねません。
私は愛知県に移り住んで、昔からの夢であった「ネクタイをビシッと締めたサラリーマン」になり、人生のパートナーに巡り合えました。将来の目標が明確な人もそうでない人も、学校卒業や転職などの人生の転機にさしかかったら「愛知県で暮らす」あるいは「名古屋市で仕事をしてみる」という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
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