プロダクト・レビュー
さまざまな新技術が注ぎ込まれたミッドレンジIAサーバ 「eserver xSeries 360」(4) デジタルアドバンテージ 島田広道 |
最大6枚のPCI-Xカードを装着可能な拡張スロット
XA-32チップセットの機能により、本機は64bit/66MHz PCIのみならず、PCIの上位規格であるPCI-Xにも対応する。PCI-Xカードは最大6枚まで本体ケースに内蔵できるほか、オプションのリモート拡張ユニットを接続すれば、さらに多くの拡張カードを利用できる。また、PCI/PCI-Xカードのホットプラグ/ホットスワップもサポートしている。
最大転送レートが1Gbytes/sに達するPCI-X対応の拡張スロット | ||||||
本機は7本の拡張スロットを備えるが、そのうち写真で一番上のスロットはリモート管理用カード専用で、その下の6本がPCI-Xスロットである。これらは2系統のPCI-Xバス(と)にそれぞれ接続されており、並列に動作する。との違いは最大バス・クロック周波数、すなわち最大転送レートであり、拡張カードの速度に合わせて使い分けられる。 | ||||||
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拡張カードのホットプラグを実現させるための仕組み | |||||||||||
本機のPCI-Xスロットはすべてホットプラグに対応しており、そのための仕組みも実装されている。 | ||||||||||||
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eserver xSeries 360におけるIntel Xeon MPのHyper-Threadingテクノロジ機能 Intel Xeon MPの大きな特徴の1つは、Hyper-Threadingテクノロジのサポートだ(Hyper-Threadingテクノロジの詳細は「頭脳放談:第16回 x86を延命させる「Hyper-Threading Technology」、その魅惑の技術」を参照)。試用機では、以下の画面のようにHyper-Threadingテクノロジが有効になっていた。また、Windows 2000 Serverをインストールしたところ、プロセッサ数は4基と認識された。ただBIOSセットアップの設定項目には、Hyper-Threadingテクノロジを無効にする項目はなく、常に有効の状態となるようだ。インテルによれば、サーバにおいてHyper-Threadingテクノロジを有効にすることによる弊害はないという。つまり、サーバではHyper-Threadingテクノロジを有効にすることによって、無効時より最大30%の性能向上が見込まれるわけだ。
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関連リンク | |
eserver xSeries 360の製品情報ページ | |
RXE-100リモート拡張ユニットの製品情報ページ |
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