数年前に比べケータイ向けサービス構築を支援するフレームワークやノウハウがたまってきて、そして無料または、格安でサービスを公開できる仕組み(クラウドやVPSなど)も普及している今こそ、ケータイ向けサービス開発を始めるチャンスではないでしょうか
はじめまして、森俊夫と申します。徳島でフリーランスのプログラマをしております。最近、モバゲータウンやGREEなどのソーシャルゲーム/アプリのCMが多いですね。iPhoneやAndroidを代表とするスマートフォンもいよいよ普及段階に入ってきおり、いまや、PCよりも携帯電話やスマートフォンでインターネットにアクセスする人たちの方が多いともいわれています。今ほどモバイル向けサービスを創るのに最適な時期は、ないのではないでしょうか。
数年前、出会い系サイトなどのケータイ向けサービスが流行しました。そのころは、携帯電話のキャリアの違いを吸収する問題や、昔の携帯電話(俗にいう2G世代)のサポートなど、大変な時期でした。しかし現在は、以下のようにケータイ向けサービス構築を支援するフレームワークやノウハウがたまってきています。
さらに、無料または、格安でサービスを公開できる仕組み(クラウドやVPS(バーチャル・プライベート・サーバ)など)も普及し、これまで、ケータイ向けサービスに手を出していなかったWebアプリケーション開発者・デザイナも簡単に始められるのではないでしょうか。
本連載では、ケータイで使うのに向いているTwitterと位置情報を使用したサービスを手軽に作成し、運用できることを説明したいと思います。
本連載で核となるクラウド環境とフレームワーク/ライブラリは以下の4つです。基本的に、サーブレット/JSPといったJavaのWebアプリケーション開発について理解している方向けの連載となります。
次ページ以降、開発環境を構築していきましょう。
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