[運用]
POPFileで構築する迷惑メール・フィルタ(前編)
6.POPFileの管理画面
デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2008/06/23 |
|
|
POPFileの管理用ユーザー・インターフェイス画面
インストール・ウィザードが終了すると、自動的にPOPFileの管理用ユーザー・インターフェイス画面が起動する(上の画面の
のチェック・ボックスがオンになっている場合)。インストール中に指定したバケツがすべて作成されているかどうか、確認しておこう。インストール中に指定した3つ(「info」「spam」「work」)と、「unclassified」というデフォルトの(仮想的な)バケツが存在するはずである。
 |
POPFileの管理用ユーザー・インターフェイス画面 |
POPFileの設定やログなどの参照は、Webブラウザを使って、このユーザー・インターフェイス画面へアクセスして行う。[スタート]メニューに登録された[POPFile]-[POPFile User Interface]メニューからでも起動できるし、システム・トレイのPOPFileアイコンからでも起動できる。 |
|
 |
Webブラウザでこのようにローカル・ループバック・アドレス(デフォルトでは「http://localhost:8080/」)へ接続すると、POPFileの管理画面が表示される。 |
|
 |
バケツの管理用タブ。 |
|
 |
上の3つが作成したバケツ。POPFileを利用するためには、unclassified以外に、最低でも2つのバケツを用意する必要がある。unclassifiedは、デフォルトで用意されている仮想的なバケツ。このバケツは削除できない。分類できないメールはすべてこのunclassifiedバケツへ入れられる。 |
|
システム・トレイ・アイコン
POPFileが動作中は、システム・トレイ中にPOPFileのアイコンが表示される。このアイコンをクリックして、管理用ユーザー・インターフェイス画面を起動したり、POPFileをシャットダウンしたりできる。POPFileはサービスとして動作するわけではなく、通常は[スタート]メニューの[プログラム]-[スタートアップ]に登録され、ユーザーのログオン時に自動的に起動されるようになっている。何らかの理由でPOPFileが無応答になった場合は(メールの送受信中にトレイ中のアイコンをクリックしたりすると、POPFileが無応答状態になることがある)、タスク・マネージャで強制終了後、[スタート]メニューから再起動すればよい。
|
システム・トレイ上のPOPFileアイコン |
POPFileが起動中は、(デフォルトでは)このようなアイコン(たこの形のアイコン)が表示される。右クリックすると、管理画面を表示したり、社ttダウンしたりできる。 |
|
 |
POPFileのアイコン。 |
|
POPFileのメニュー構成
POPFileインストール後に登録された[POPFile]メニューの状態を以下に示しておく。POPFileの起動やシャットダウンのほか、POPFileのデータベース・ファイルのチェックなどの診断が行える。
 |
POPFileのメニュー |
POPFileをインストールすると、このようなメニューが作成され、さらに[スタートアップ]メニューにPOPFileの起動のためのショートカットが登録される。POPFileはサービスとして起動されるわけではないし(バックグラウンドで動作しているわけではない)、ユーザーごとに異なるバケツなどを用意しなければならないため、ユーザーのログオンごとに独立して起動される。 |
|
 |
POPFileのメニュー。 |
|
 |
POPFileの起動。 |
|
 |
POPFileのシャットダウン。 |
|
 |
診断やサポートWebページへのリンクなど。 |
|
■
今回はPOPFileの概要とインストール方法について解説した。後編では、メールの内容に基づいてPOPFileをトレーニングする方法や、動作状態の確認/診断方法などについて解説する。
Windows Server Insider フォーラム 新着記事
Windows Server Insider 記事ランキング
本日
月間